【生活】にまつわる田舎暮らしあるある

【生活】にまつわる田舎暮らしあるある

田舎暮らしに対して、「のびのびとした穏やかな暮らし」「ライフワークバランスの取れたストレスフリーな生活」といったイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか?しかし、実際に田舎へ移住してみると、決して良いことばかりではないという現実が待ち構えています。田舎暮らしに挑戦したい方は、以下の実態についてよく考慮してください。

  • スローライフという名の重労働
  • 格安で選んだ空き家が住めないレベル
  • 田舎の虫は基本デカイ
  • 虫の多さに耐えられない
  • レジャースポットは多いが娯楽施設は少ない

田舎暮らしは、不便なことが多いライフスタイルです。表面上のイメージと実生活が全く異なる可能性も高くなっており、定住を諦める移住者も多く存在しています。田舎暮らしを失敗に終わらせたくない方は、田舎移住あるあるについて理解を深めることが大切です。
それでは、各項目の詳細を見ていきましょう。

スローライフという名の重労働

田舎暮らしは、重労働を伴うライフスタイルです。住宅のメンテナンスや庭の草取りのほか、移住先によっては雪かき、薪割、農業なども行わなければなりません。都市部生活の何倍も身体を動かすことになるので、特にシニア世代の方は注意してください。

田舎に移住する場合、生活に必要なことを全て自分で行う覚悟が必要です。田舎暮らし=スローライフと考えている方は、「体力的に田舎での生活を継続していくことができるのか」「重労働をしてでも田舎で暮らしたいと思うのか」という点について再考慮してみましょう。

格安で選んだ空き家が住めないレベル

住宅に関する失敗は、田舎暮らしあるあるの代表例です。田舎移住に伴い、空き家を取得する層は非常に多い傾向にあります。費用が安い、田舎ならではの生活を楽しめる、移住支援制度を活用できるといったメリットのある空き家取得ですが、状態が悪い住宅が多い点に注意が必要です。

格安で取り引きされている空き家は、買い手や借り手がいない需要ゼロの住宅です。古い、汚い、設備が整っていないといった問題点を抱えているほか、補修工事なしでは住めない住宅も多くなっています。余分な出費と手間を掛けることになるので、格安の空き家=お得な物件と安易に考えないようにしましょう。

田舎の虫は基本デカイ

田舎暮らしには、虫の問題が付きものです。野生に近い生活環境が整っている分、都市部よりも虫のサイズが大きいという特徴があります。特にゴキブリをはじめとする害虫に対して、「今まで見てきた中で1番大きい」「こんなビッグサイズをどう処理したらいいのか分からない」といった感想を抱く移住者も多くなっています。

また、サイズアップしている分だけ生命力も強く、駆除がしにくい点にも要注意です。特に虫に苦手意識がある方は、事前に移住体験などをして虫のサイズ感を確認しておくよう心掛けましょう。

虫の多さに耐えられない

虫が大量発生する点は、虫に関する田舎暮らしあるあるのひとつです。特に山が程近いエリアに移住する場合、年間を通して虫が多い傾向にあります。玄関やベランダといった半屋外部分はもちろん、家の中にも大量に侵入する可能性が高めです。

特に田舎エリアでは、シロアリの被害が頻発しています。床下や柱などを中心に大量繁殖しやすくなっており、食害が悪化することで住宅の耐久性が低下します。また、スズメバチの発生率も高く、危険と隣り合わせの生活を強いられる点に注意が必要です。

虫が多い暮らしは、さまざまなリスクをはらんでいます。気持ち悪さや鬱陶しさといった精神的な問題点だけではないので、移住先を選ぶ際には考慮するよう心掛けましょう。

レジャースポットは多いが娯楽施設は少ない

田舎暮らし経験者が感じがちなあるあるに、娯楽施設の少なさが挙げられます。人口が少ない田舎エリアは、集客力が高くありません。娯楽施設を維持するだけの十分な利用者数を期待できないことから、娯楽を楽しめるようなスポットが不十分というのが一般的です。

そのため、若い世代の移住者の多くは、「休みの日に何もすることがない」「退屈な田舎暮らしに飽き飽きしている」といった感情を抱きやすくなっています。田舎エリアの娯楽は、自然環境の良さを活かしたスポットが主流です。

キャンプ場、スキー場、バーベキュー場をはじめとするレジャースポットが多いことから、休日にはアウトドア体験を堪能できます。ただし、アウトドア派以外は楽しさを見出しにくくなっており、向き不向きが大きい点に注意が必要です。

【お金】にまつわる田舎暮らしあるある

【お金】にまつわる田舎暮らしあるある

田舎暮らしを検討中の方は、お金に関するあるあるも把握しておきましょう。経済面について曖昧なまま移住した場合、「思っていたより出費が多くてお金が足りない」「もっと経済面余裕のある田舎暮らしをイメージしていたのに」といった後悔に繋がる恐れがあります。
田舎への移住を決行する前に、以下の実態について検討してください。

  • 意外と生活費がかかり都会とさほど変わらない
  • 都会で仕事をしていた時と比べて収入が減った
  • 場所によっては住宅の維持費がかかる場合も

田舎へ移住したからといって、生活費を大幅に節約できるわけではありません。また、給料が減少してしまう可能性が高くなっており、都市部よりも経済的に困窮するリスクも伴います。メンテナンス費用についても十分に理解し、納得した上で移住するか否かを決断しましょう。ここでは、各項目の詳細を説明していきます。

意外と生活費がかかり都会とさほど変わらない

田舎暮らしに対して、「都市部よりも生活費を抑えやすい」「物価が安いから貯金をしやすいに違いない」といったイメージを持つ移住検討者は多い傾向にあります。しかし、総務省統計局が2020年に調査・発表した「家計調査 家計収支編1-1」によると、田舎暮らしと都市部暮らしにおける生活費の差は2万円程度となっているのが実情です。

田舎暮らしで2人暮らしをする場合、生活費の平均は30万円です。一方、2人世帯が都市部で生活する際にかかる生活費は、32万円とされています。田舎暮らしで節約できる生活費の代表的なものに、住宅費が挙げられます。都市部よりも8,000円ほど抑えられるという特徴がある一方で、光熱費や車の維持費は田舎暮らしの方が高くなりがちです。

田舎暮らしと都市部暮らしでは、それぞれかさむ費用と節約できる費用が異なります。田舎に移住することで逆に高くなってしまう生活費もあるため、田舎暮らし=格安で暮らせると考えている方は注意しましょう。事前に十分な調査と計算を行い、生活費に対するイメージを固めておくことが大切です。

都会で仕事をしていた時と比べて収入が減った

見落としがちな田舎暮らしあるあるに、収入減が挙げられます。厚生労働省が発表した「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、日本国内の平均年収は4,893,100円です。平均年収よりも高収入をマークしている都道府県は計6都府県で、1位から順に東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、兵庫県、京都府がランクインしています。

いずれも人口数が多い都府県が入っており、都市部に行くに従って収入がアップしていることが分かります。一方、国内でも特に年収が低い都道府県は、最下位から順に沖縄県、青森県、宮崎県、秋田県、鳥取県、岩手県、佐賀県です。大都市から遠い地方に集中しており、田舎エリアの収入が総じて低いという結果が出ています。

このことからも分かるように、田舎暮らしには収入の減少というリスクが伴います。本格的な田舎暮らしを目指せば目指すほど年収ダウンに繋がってしまうため、都市部と同程度の収入を期待している方は注意が必要です。
無計画なまま移住した場合、経済的な余裕が全くない生活を強いられる可能性もあります。精神的な負担を軽減するためにも、移住後の就職先や平均給与額について事前調査を行いましょう。

場所によっては住宅の維持費がかかる場合も

お金に関する田舎暮らしあるあるに、住宅のメンテナンス費用があります。田舎エリアは、地域ごとに独特の気候や住環境を持ち合わせています。都市部とは180度異なるライフスタイルを楽しめる一方で、家が傷みやすい点にも注意しなければなりません。

例えば、海が近いエリアに移住する場合、潮風による塩害が発生しがちです。家がボロボロになるスピードが非常に速く、立地によっては数年単位で修繕を行う必要があります。
また、湿度の高い地域ではカビの発生率が高くなっており、場合によっては業者にカビの除去を依頼するといった対応が迫られます。豪雪地帯では積雪による屋根や雨どいのメンテナンスが必須となるため、都市部で暮らすよりも家の維持費が高くなる点に気を付けましょう。

田舎度合いが強い地域に行けば行くほど、環境は特殊になりがちです。都市部では想像できないような高額の維持費を捻出しなければならないケースもあるので、移住先選びには十分な時間をかけるよう心掛けてください。

【大自然】にまつわる田舎暮らしあるある

【大自然】にまつわる田舎暮らしあるある

自然の中でのライフスタイルは、田舎への移住検討者から高い支持を集めています。田舎暮らしを決めるきっかけの代表例として挙げられがちな大自然ですが、以下のようなあるあるに注意しましょう。

  • 田舎はどこへ行くにも車が必須
  • ネットで頼んだ荷物の費用が高い
  • 美しい自然環境も毎日住めば飽きる

自然に囲まれているということは、都市部から離れていることを意味します。都市開発などが行われていないことから、必然的に暮らしにくい条件が揃った移住先であるということを理解しなければなりません。それでは、各あるあるについて詳しくチェックしていきましょう。

田舎はどこへ行くにも車が必須

交通手段が充実していない点は、大自然の中での田舎暮らしあるあるです。田舎エリアは、電車やバスをはじめとする公共交通機関の便が良くありません。都市部のように本数や路線・ルートが多いわけではないので、主流な交通手段は車となります。

日常的に車の運転をする場合、車の購入費のほか、維持費がかかる点に要注意です。ガソリン代、自動車保険料、自動車税、修繕などがかさむことから、都市部での生活よりも出費が増えやすくなっています。
また、運転に不慣れな場合は、練習する時間も捻出しなければなりません。精神的なストレスが蓄積される可能性もあるので、それでもなお田舎へ移住したいかについて今一度よく考えてみましょう。

都市部で生まれ育った移住検討者の多くは、車なしの生活に慣れ切っています。「自然派の生活がしたいから徒歩で色々な場所に行きたい」「自然と共存したいから自転車だけ買おう」といったプランニングを行っている方は、田舎暮らし=車が必須という実態をきちんと理解することが大切です。

ネットで頼んだ荷物の費用が高い

自然が多いエリアで田舎暮らしをする場合は、送料が高いという点に注意しましょう。本格的な田舎暮らしを実現できる離島や僻地は、大都市から遠いというデメリットがあります。輸送費などが余分にかかってしまうため、ネットショッピングでの支払い金額が高額になりがちです。

「普段ネットで買い物をすることがないから大丈夫」「現地で色々と揃えるから心配ない」と考えていても、本当に必要な物が全て移住先で購入できるとは限りません。最低限度の物しか売られていない可能性も高く、移住先によっては頻繁に通販サイトなどを多用することになってしまいます。

質素な生活を目指している方以外は、輸送費のことも考慮しながら収支の事前計算を行いましょう。せっかくお買い得な商品をネットで見つけても、高額な輸送費が上乗せされてしまっては意味がありません。大自然=輸送費がかかるというあるあるを把握し、自身にとって許容できるかどうかを検討してください。

美しい自然環境も毎日住めば飽きる

息を吞むような美しい自然景観は、田舎移住を決断するメジャーな理由のひとつです。海、山、川、丘陵、島をはじめとする多彩な自然を楽しめる田舎エリアですが、飽きが来てしまう点についても考えなければなりません。都市部で生まれ育った移住検討者にとって、大自然は物珍しい環境です。

「こんなに素晴らしい景色を毎日見ていたい」「自然に囲まれた場所で田舎暮らしできたら楽しそう」と感じやすく、田舎移住を決める大きなきっかけになりがちです。しかし、どんなに綺麗な自然環境であっても、日常的に眺めていると感動が薄れてしまいます。

現実に引き戻されたような感覚に陥りやすくなっているため、田舎への移住を後悔する層も多数存在しています。田舎暮らしを希望している方は、都市部での生活や利便性を捨ててまで移住したいのかについて十分に考慮するよう心掛けましょう。

まとめ

まとめ

田舎暮らしは、イメージと現実の差が大きいライフスタイルです。夢や理想だけを抱えて移住した場合、マイナス面に辟易してしまう可能性が高くなっています。実際の暮らしぶりを理解するためにも、田舎暮らしあるあるの正しい知識を増やすことが大切です。
今回ご紹介した生活、お金、大自然に関するあるあるを把握し、田舎移住を実行する際の判断材料にしてくださいね。