日本の中心に位置する静岡県は、その快適さと生活のしやすさで県外からも注目を集めています。
年間を通して穏やかな気候と豊かな自然に恵まれている静岡県に魅力を感じ、都心部をはじめとする県外から移住する人も増えてきています。ふるさと回帰支援センターの「2021年の移住希望地ランキング」では1位になりました。
月の平均気温は16度、夏は最高31度、最低22度、冬は最高13度、最低3度です。年間降水量は2325mmです。

静岡県で田舎暮らしをするならここ!おすすめの場所5選

静岡県で田舎暮らしをするならここ!おすすめの場所5選

富士山や日本一の深さを持つ駿河湾、川やさまざまな自然に恵まれていて、雪が降らない温暖な気候の地域も多い静岡県。
プチ田舎暮らしをしたい人にも、本格的な田舎暮らしをしたい人にもぴったりの地域があります。では具体的に、静岡県で田舎暮らしをするのにオススメな地域はどこでしょう?オススメの5つの自治体の特徴や気候などについてみてみましょう。

三島市

三島市

静岡県の東部に位置する三島市は、新幹線ひかり号で品川まで37分、朝の通勤時間帯にこだま号の始発が6本出ており、多くの人が首都圏へ新幹線で通勤をしている、アクセスの良さが特徴です。休日にはちょっと足を延ばせば、箱根や御殿場プレミアム・アウトレット、沼津港などで観光やレジャーも楽しめます。市内には三嶋神社や三島スカイウォーク、楽寿園、伊豆フルーツパークなどもあります。

三島市は太平洋側気候に含まれており、夏は温暖多雨で、冬は雨が少なく乾燥しやすい気候です。駿河湾から北東にやや内陸部に入ったところにあるので、海に面した近隣の地域と比較して、日較差が大きいことも特徴です。また、夏は気温が高く、冬は冷え込むなどの内陸性盆地気候の傾向もあります。三島市の年間平均気温は16.3℃で、最低気温の平均が零下になることはほとんどありません。

富士市

富士市

富士市は、江戸時代には東海道五十三次の宿場として吉原宿がおかれるなど、昔から交通の要所でした。東海道新幹線の停車駅である新富士駅から東京駅まではおよそ70分です。新幹線通勤や通学に合わせて「モーニングシャトル」や「ぐるっとふじ」といったバスの運行もあるため、交通の便に頭を悩ませることはないでしょう。

富士市は過ごしやすく温暖な気候で、雪はほとんど降りません。暑すぎず、寒すぎず、程よい気候で、快適に過ごすことができます。
お茶、田子の浦しらす、富士梨、キウイフルーツなど、富士山と駿河湾のおいしい恵みがいっぱいです。
豊富な水資源、原料である木材の供給地や製品の消費地へ近いことなどを背景に、全国有数の紙のまちとして発展してきました。特に、トイレットペーパー、ティッシュなどの家庭紙については、国内屈指のシェアを誇っています。

浜松市

浜松市

浜松市は、東京・名古屋・大阪からのアクセスが良く、東海道新幹線(ひかり)で、東京から約90分、名古屋から約40分という距離にあります。
年間を通じて温暖な気候に恵まれており、海の幸と大地の幸にあふれた暮らしや、質量ともにトップクラスの救急医療体制による24時間安心な暮らしなど、抜群の暮らしやすさが自慢です。浜松市は、都会暮らしの便利さがあり、田舎ののどかさもある街です。

また、市内は憧れの田舎暮らしができる「山里エリア」、ウォーター・マリンスポーツの聖地「海&湖エリア」、産業と住環境が調和している「田園郊外エリア」、利便性と自然を備えた「まちなかエリア」に分けられ、多彩なライフスタイルで自分に合った暮らしができます。うなぎ、浜松餃子、みかん、楽器などの全国でも有名な特産品も多くあります。

磐田市

磐田市

磐田市は、南に遠州灘、西に天龍川、北に山や森が広がっており、古くから東海道の交通の要所として栄えた地域で、県下有数の製造品出荷額、県内屈指の農業生産を誇り、都市部と農村部が均衡ある発展を遂げています。市内では、日本有数のトンボの生息地である桶ケ谷沼などの豊かな自然を身近に感じることができます。

竜洋海洋公園や獅子ケ鼻公園なども整備され、豊かな自然を生かした暮らしを楽しむことができます。年間を通じて晴れる日が多いので、サーフィン、釣り、トレッキング、サッカーなどスポーツ全般が楽しめます。

また、サッカーのジュビロ磐田、ラグビーの静岡ブルーレヴズの本拠地でもあり、市内の小学生がジュビロスタジアムを訪れ応援をしたり、ジュビロ磐田のプロサッカー選手たちが小学校を訪問したりして小学生と交流するなど、プロスポーツチームのあるホームタウンとしての街づくりも進んでいます。

沼津市

沼津市

沼津市は、東駿河湾地域、伊豆方面への交通拠点として、また広域的な商業・文化拠点として、古くからこの地域の政治、経済、文化の中心的役割を担ってきました。
新鮮で豊富な魚、温暖な気候と豊かな土壌に育まれるお茶やミカンなどの農作物、自然条件を生かした観光、東部地域の中心をなす商業、先端技術を誇る工業など、さまざまな産業がバランスよく発展してきています。

沼津市は、奥駿河湾ごしに見える富士山、緑濃い千本松原、香貫山、街の中心部を流れる狩野川などの豊かな自然環境と、東西のアクセスも便利で、市街地でのまちなか暮らしも送れます。自然に囲まれた田舎暮らしも、都市的な暮らしも、どちらも体験できる恵まれた立地も魅力です。

静岡県での田舎暮らしのメリットデメリット

静岡県での田舎暮らしのメリットデメリット

静岡県に移住する際には、事前にメリットとデメリットを把握しておくことが大切です。夢やあこがれだけで移住してしまい、思わぬ後悔をすることもあります。すでに移住している人の声から聞こえてくる点も参考にしながら、今一度メリットやデメリットについて確認しておきましょう。

メリット

まず、静岡県での田舎暮らしをする場合のメリットをご紹介しましょう。

温暖な気候で過ごしやすい

なんといっても静岡県の良い所は、1年を通じて気候がよく、夏は気温が高くても蒸し暑くなく、冬は雪が降ることがごくまれで温暖で過ごしやすいことでしょう。冬期の光熱費も大幅に抑えられますね。ただし、気候には地域差があり、標高の高い富士山麓や伊豆半島の天城山付近などは雪が降ることが多く、冬は厳しい寒さとなるため、過ごしやすさを求めるなら、冬の積雪状況を把握して移住する地域を決めることも大切です。
また、温暖な気候と合わせ、優しく穏やかな人柄の人が多いことも、魅力のひとつです。落ち着いた雰囲気と生活を好む県民性は、温厚な人間関係を築きやすいのではないでしょうか。

関東・関西などの首都圏へアクセスしやすく通勤にも便利

日本のほぼ中心に位置するので、東京や名古屋、大阪へのアクセスが良いことも魅力です。熱海駅、三島駅、新富士駅、静岡駅、掛川駅、浜松駅に新幹線の駅があります。東京駅から静岡駅まではひかり号を利用すると1時間10分で着きます。名古屋には約2時間、大阪には2~3時間で着けます。

東京の会社まで通勤したり、東京の大学まで通学したりする人も多いです。車で移動するなら、高速道路の利用で東京・名古屋まで約2時間、大阪へも4時間ほどでアクセスできます。また、牧之原市には富士山静岡空港があり、新千歳、福岡、鹿児島、那覇、上海、杭州、寧波、台北、ソウルまで行くことができます。

豊かな自然に恵まれている

静岡県は、富士山や駿河湾、天竜川、日本平など、海や山、川、湖の豊かな自然に恵まれています。
世界文化遺産に登録された富士山をはじめ、国立公園や県立自然公園など大規模な公園や観光スポットが数多くあります。休日には家族でキャンプやトレッキング、マリンスポーツ、釣りなども楽しめます。自然を身近に感じられる環境で、子育てにも最適ですね。また、自然に育まれた食材も豊富で、新鮮な海の幸など、おいしいものもいっぱいです。

デメリット

魅力の多い静岡県での田舎暮らしですが、デメリットについても把握しておくことが大切です。以下は、静岡県へ移住することで考えられるデメリットです。

移動には車が必要なことが多い

終電、終バスの時刻が比較的早く、公共交通機関のアクセスも不便で、タクシーもなかなかつかまらないので、移動手段には車を持っていないとかなり不便です。
特に移住先の近くでの通勤ではない場合や、少し距離があるお店に行くときは、車が必要になります。車移動が基本になるので、移住の際は車が1家に1台は必要で、可能であれば1人1台車を持つことを考えておいた方がいいかもしれません。ただし、保険やガソリン代、駐車場代などの維持費がかかることも考慮に入れておきましょう。

南海トラフ巨大地震が来るといわれている

南海トラフ巨大地震は、駿河湾から宮崎県日向灘沖にかけての南海トラフに沿って起こるプレート境界型の地震です。広い範囲で震度7の揺れが予想され、津波も早い所では数分で襲ってくると想定されています。
静岡県だけに限ったことではありませんが、移住先には、地震対策や津波の備えをしている地域や建物を探すことが大切になってくると思います。

静岡県で支援制度のあるおすすめ自治体3選

静岡県で支援制度のあるおすすめ自治体3選

静岡県は、各自治体がさまざまな移住や定住のための支援制度をもうけています。次に充実した支援制度のある自治体を3つご紹介しましょう。

伊豆の国市

伊豆の国市

伊豆の国市は伊豆半島の付け根にある街です。東西を山に囲まれ、中心には狩野川が流れ、田園風景と豊かな自然が広がっています。スーパーやコンビニ、病院、公園など、生活に必要なものは市内にそろっています。市内に伊豆箱根鉄道の駅が5つあり、終点の三島駅は東海道新幹線の停車駅なので、電車でのアクセスは抜群です。

また、伊豆縦貫自動車道、東名高速道路や新東名高速道路を利用することで、東京圏への通勤や、箱根や伊豆の山・海へ遊びに行くこともできます。イチゴやミニトマトなどの新鮮な農産物を直売所で買うことができます。カヌーやハイキング、サイクリングなどのアクティビティで楽しむこともできます。伊豆長岡温泉、大仁温泉、奈古谷温泉、畑毛温泉と、さまざまな泉質の温泉が楽しめるのも魅力的ですね。

ではさっそく支援制度をいくつかみてみましょう。

●「移住・就業支援金」として、東京23区に住んでいる人または東京圏に住んでいて東京23区へ通勤する人が、伊豆の国市に移住する場合で、就職や起業など一定の条件を満たした場合に最大100万円を支給します。また、2022年4月1日以降に移住した人を対象に子育て加算制度が創設され、18歳未満の子ども1人につき30万円が加算されます。

●0歳から中学3年生までの子どもを対象に、病気やけが等で医療機関に受診または入院した場合、保険診療分の医療費と入院時食事療養費を助成します。

●「新生活応援補助金」として、2020年4月1日以降に、ともに40歳未満の夫婦(若年世帯)または小学生以下の子どものいる家族(子育て世帯)が静岡県外から伊豆の国市に移住、定住しようとする場合に、住居費または引越費用の一部を交付します。若年世帯の場合は10万円、子育て世帯の場合は20万円を一律で交付します。

●「伊豆の国市特定創業支援事業」として、市内での起業を予定している個人に対し、創業支援事業計画に基づき支援を行います。 また、特定創業支援事業に指定された「伊豆の国創業塾」を受講し、市内で創業する人に対しては、創業に要する費用の一部を補助します

●市内の事業者に発注して行う住宅の新築やリフォーム工事を助成します。新築は40万円、リフォーム工事は20万円を上限とし、工事経費の15%を市内登録商店で利用できる商品券で支給します。

富士宮市

富士宮市

富士宮市は市域内の高低差が3741mあり、日本一高低差のある市です。冬は山梨県境付近で雪が見られますが、逆に市街地で雪が降るのは非常にまれです。中心市街地周辺は富士山がはっきりと望めますが、標高が低いために比較的温暖で、年間の平均気温は16.5 度です。

市の約半分が富士箱根伊豆国立公園の区域内で、市北部には朝霧高原が広がり、その周辺には日本の滝百選の白糸の滝、音止めの滝、ダイヤモンド富士のスポットとして知られる田貫湖といった自然観光地があります。富士宮やきそば、ニジマスや乳製品などが有名です。農産物では米とお茶の栽培が盛んですが、近ごろでは新規就農して有機野菜を栽培する若者の移住も増えていて、独自のネットワークを作っています。

では、支援制度をいくつかみてみましょう。

●「富士宮市移住定住奨励金」として、県外から移住した若者世帯(40歳以下)が住宅を取得または一戸建て住宅を賃貸した場合、最大180万円を支援します。

●「富士宮市移住者首都圏通勤支援助成金」として、首都圏から移住した世帯で移住後も首都圏に通勤する場合、JR新富士駅周辺の月極駐車場の賃借料を最大10万円補助します。

●中学校3年生までの子どもの医療費を助成します。 自己負担は通院1回500円(月4回まで、5回目以降無料)で入院は無料です。

●首都圏で働いている人に、テレワーク体験で宿泊費をサポートする「お試しテレワーク補助金」があります。地方へのテレワーク移住に興味はあるけど、環境や生活の変化に対応できるかが不安で移住に踏み切れない人は、移住後の生活を体験できるので検討してみてはいかがでしょう。

●「結婚したいけど、経済的な不安がある」人へ、希望の実現の後押しとなるよう、結婚新生活支援事業を実施しています。新たに結婚した夫婦の年齢がいずれも39歳以下、世帯所得が400万円未満の世帯に対し、新生活を始めるのに必要な住居費と引越費用を助成し、新生活のスタートを応援します。

焼津市

焼津市

焼津市は、焼津港、小川港、大井川港の3つの港をもつ漁業の街です。なかでも、焼津港は国内有数の遠洋漁業の拠点として特定第三種漁港に指定されています。水揚げされる特産物は、カツオやマグロ、アジ、サバ、サクラエビなど種類も豊富です。
焼津市は、年間平均気温16.5度、冬季の降雪もまれな過ごしやすい気候です。温暖な気候と大井川の豊かな水源を活かして、米やトマト、イチゴ、山間部ではお茶やミカンを栽培しています。
焼津市は子育てや医療のサポートが充実している街です。子育て支援センターや総合病院があり、特に焼津市立総合病院は地域周産期母子医療センターに指定され、地域の周産期医療の中核を担っています。
また、焼津市は観光資源が多く、静岡県外から訪れる人が多いことも特徴です。

では、支援制度をいくつかみてみましょう。

●「子育て世帯移住定住応援事業」・・・焼津市外に在住する、夫婦がともに40歳以下または中学生以下の子がいる世帯が、以下のいずれかに該当する住宅取得を行った場合に補助金を交付します。 ①土地区画整理事業の一般保留地を購入し、住宅を新築した場合、上限100万円を交付 ②中古住宅を購入した場合、基本額20万円、加算額を合わせて最大60万円を交付

●「子ども医療費助成制度」として、子どもが病気やけがをしたときに、安心して治療を受けられるように子ども医療費助成を行っています。焼津市では、2017年度から高校生まで入院や通院医療費を無料化しました。

●中心市街地空き店舗等改修事業を実施する人に対し、補助対象経費の2分の1を補助します。ただし、50万円(営業しようとする業種が主として小売業の場合は60万円)が上限です。

●首都圏などに進学した学生がUIターン就職するための情報や、田舎暮らしを希望する人へ、焼津のさまざまな情報を知らせる移住定住総合支援サイト「やいづライフ」を開設しています。UIターン経験者の声や各種支援制度、地域のイベント情報など、移住や定住に役立つ情報を発信しています。→ https://yaizulife.jp/

まとめ

まとめ

穏やかな気候と豊かな自然に恵まれ、移住先としての人気が高い静岡県。各自治体の支援制度が充実していることも魅力の1つですね。テレワークや2拠点移住をする人も増えてきているようです。首都圏からのアクセスも良いので、何回か希望の地域に足を運んで、実際の生活をイメージしながらシミュレーションしてみましょう。