移住者を募集している自治体の見つけ方

移住を考えたときに、どの様な地域に移住すればよいかを迷うことがあります。その際には、移住者を募集している地域であればより多くの支援を受けられる上に、地域の人に歓迎されることでしょう。移住者を募集しているかを確認する方法を紹介していきます。

市役所や県庁のホームページを確認する

移住者を募集しているかどうかを確認する上で、手っ取り早い方法は各自治体のホームページを確認することです。
ほとんどの県や市町村には、移住を考える人に対応する課があります。その為、ホームページには移住を考える人に対して地域の紹介や募集している仕事などを記載しているページや、特集サイトがあります。

まずは地域の情報を得るためにも、それぞれの自治体のホームページを確認することをおススメします。

移住イベントの情報などを調べて参加する

移住者を募集している自治体は、必ずなんらかの情報発信を行っています。その中で自治体や移住コーディネーターなどと直接、話が出来るイベントがおススメです。また、東京や大阪などでは、各県ごとや地方ごとで移住イベントが開催されます。そこでは各々の自治体がどの様な人に移住して欲しいかや、地域の特性など直接話してくれる他、移住の関する相談にも乗ってくれます。

地域の人と縁が出来ることから、移住イベントに参加することは大切です。移住のイベント情報は、それぞれの自治体のホームページや「ニッポン移住・交流ナビ JOIN」などの移住に特化したサイトでも確認することが可能です。

移住している人に話を聞いてみる

移住者を募集しているかや、移住先の状況などを確認する上で実際に移住した人の話を聞くのも良い手法です。
移住した人から、移住するまでの手順や移住後の課題などを知れば、その地域ではどういった人が移住者として歓迎されるかなどを知ることができます。

移住者を探そうと考えた場合は、各自治体のホームページや移住特集サイトなどでインタビューされている移住者の方にアプローチをしてみるのが有効です。
また、移住後にカフェなどを営んでいる人もいるので実際に現地で聞いてみるということも考えてみてはいかがでしょうか。

仕事を募集しているところに相談してみる

移住を考えた際に、その地域で仕事を募集しているかも重要です。農業や漁業など、その地域ならではの仕事や地域おこし協力隊などを募集している場合は、単純に「人手」が欲しいので移住者を募集していると言えます。

また一般企業で人材を募集している場合でも、地方は都会地に比べて自治体との距離が近いので転職先から移住支援を教えてくれる場合もあります。自分がやりたい仕事で募集している地域の企業などに、移住したい旨を伝えてみると、また新しい道が開けていく可能性もあります。

移住の募集地域一覧

日本全国の自治体で、移住を募集している地域は数多くあります。その中でも特徴的な自治体を紹介します。自分にあった募集内容や支援を確認してみてください。

静岡県静岡市

静岡市は静岡県の中央に位置する県庁所在地です。人口約68万人の政令指定都市なだけあり、新幹線も走る大きな都市と言えます。ただ政令指定都市の中では、人口が最も少なく人混みは控えめです。静岡市は富士山を望める静岡平野に人口は集中しているものの、三方を山で囲まれつつも駿河湾に南側が面しており、自然も豊富です。都会ながらも住みよい田舎暮らしもできる温暖な気候が特徴的な街です。

静岡市は移住者の呼び込みに積極的で、移住フェアにも頻繁に参加しています。他にも静岡市独自で東京でPRイベントを行ったり、オンライン相談会も開催していますし、「移住希望者向けまち歩き案内」として毎月1回、市の職員が静岡市を案内してくれるイベントがあります。

また、空き家の活用にも積極的で、家族で一軒家に住みたい人や静岡市で起業したい人にも手厚いサポートがあります。東京や他の大都市へのアクセスも抜群な静岡市では、程よい都会に住みたい人が適しているのではないでしょうか。

北海道深川市

北海道深川市は北海道のほぼ中央に位置する市で、人口は約2万人です。札幌市まで電車で1時間で旭川市はでは約20分と交通の利便性に優れた街です。日香川氏では北海道の大自然を利用した農業が発展しており、中でもソバの生産が盛んで生産量は国内第2位です。周辺は森林も大きく、林業で生計を立てる人も多くいる市です。

深川市は移住希望者に対してオンラインで移住相談を受け付けていたり「ふかがわ1Dayツアー」として、深川市に住む移住コンシェルジュが市内の主要箇所を案内してくれたりと、親切な対応をしています。

そして、移住してきた人に対しては、空き家の紹介や住宅新築助成制度がある他、実際に住宅を建設や購入した人に対して記念品として1万5千円の商品券が贈呈されます。地域おこし協力隊の募集もしており、地域に根付いて積極的に街づくりに参加する様な人を歓迎しています。

深川市は宝島社が発行している「田舎暮らしの本」における「住みたい田舎ランキング北海道部門」で常に上位に入っています。移住者をひろく募集している街と言えるでしょう。

長野県​​茅野市

長野県​​茅野市は、長野県の南信地方に位置している山梨県との県境の市です。人口は約5万8千人で八ヶ岳や白樺湖、蓼科高原といった観光資源も豊富です。1年を通して降水量が少なく湿度の低い爽やかな気候が特徴的で、夏はエアコンいらずなので、冬も高い晴天率を誇っており過ごしやすい場所です。

茅野市では、オンライン移住相談会を定期的に実施している他、農業を行いたい人向けに対して市民農園も運営しています。市民農園では移住者は勿論、別荘などで2拠点生活を行っている人などを含め関係人口の増加にも一役買っています。この様に農業を行いたい移住者に対して積極的な茅野市では「長野県新規就農里親制度」や「農業次世代人材投資事業」といった支援が行われています。就農希望者に対して専属の相談員やJA職員が相談に乗ってくれる体制が整っており、安心です。

そして実際に行っている農業を見学や体験できる茅野市独自制度の「農作物品目別アドバイザー制度」もあるので、農業に興味のある移住希望者にはもってこいの地域です。

埼玉県秩父市

埼玉県秩父市は埼玉県北西部に位置する人口約5万4千人の市で、面積は約578㎢で、埼玉県で最も広い自治体です。秩父市の中心市街地は山々に囲まれた盆地にあり、気温差が激しいことが特徴的です。市内には、のどかな農村地域や山林箇所もあり自然豊かな暮らしもできます。

東京の池袋まで特急を利用して最短で77分という好アクセスな場所で、2拠点生活も可能です。秩父市では、移住希望者に対して「空き家リフォーム等工事費助成金」や「軽自動車購入費助成金」があります。都市部で働きながら、週末を秩父市で過ごす方にとっては安価で家と交通手段が手に入るという点がありがたいです。

移住支援金の対象地域でもあることから、移住後も秩父市を中心に首都圏などでも仕事をする人にとっては、より有意義な地域であると言えます。

岐阜県大垣市

岐阜県大垣市は日本列島のほぼ中央に位置する岐阜県の西部に位置します。名古屋へ電車で30分という好アクセスな場所ながらも、積雪による銀世界を見ることもできる田舎な地域です。地域の約85%が山林で占められており「全国水の郷100選」に選ばれた水の郷としても有名で、都会に近い里山地域として豊かな生活を送ることが出来ます。

大垣市では主に子育て世帯への移住支援が手厚く「子育て世代等移住定住活動費支援事業」として、移住定住活動の際にかかる費用の1/2、最大6万円が補助されます。さらに地域おこし協力隊も募集し、将来の大垣市への移住コーディネーターも育成しています。大垣市では、若い世代や活動的な人の移住に力を入れていると言えます。

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広島県三次市

広島県三次市は、中国地方のど真ん中に位置している人口約5万1千人の市です。北は島根県に隣接している中山間地域で、中心市街地は商工業やサービス業が盛んな地域です。三次市から広島市まで電車で約1時間、島根県松江市まで約1時間半という場所で高速道路も2本のクロスポイントがある好アクセスな場所で便利です。

三次市は、スポーツを愛する人には嬉しい場所で、みよし運動公園を中心に充実したスポーツ環境があり「女子野球タウン」に任命されています。市内には「集落支援員」がおり、移住者に対して移住後のフォローや空き家の調整などを行ってくれます。自治活動における支援交付金もあり、地域を活性化する人に有益な地域でもあります。

また、市内には隅々まで光ケーブルが引かれているので、リモート仕事も問題なく行えます。移住後に地域で活動をしたい人や里山生活を送りながら、リモートで仕事をしたい人にとってはとても良い環境の地域です。

移住先で募集している仕事について

男女が話し合っているビジネスシーン

移住後に住居と共に重要になってくるのが「仕事」です。都会地で仕事をしていた人にとっては、田舎では業種が少なかったり給料が安くなってしまうことがしばしばあります。移住した後に充実した生活をしていく上では、やはり仕事探しをいかに上手に行うかが大切です。どの様に移住後も切れ間なく仕事を継続していくかを紹介していきます。

移住先で募集している仕事の探し方

移住先でどの様な仕事があるのかを探す方法を、より多く知っておくのは大切なことです。仕事を探す場合、現地に出向くことが難しい場合はネットを活用することでしょう。その際には「ニッポン移住・交流ナビ JOIN」などのサイトに地方の仕事が掲載されている場合もありますので、活用してみてください。

その上で、移住先の目星がついている場合はさらに踏み込んだ仕事探しが可能になります。どの様な形で仕事を探せばよいのかを紹介していきます。

転職エージェントを利用する

移住先の候補が決まっている人が、その地域で仕事を探すときにまず思いつくのは転職エージェントの活用です。大手転職エージェントではネット上に求人募集を掲載するだけでなく、移住希望者を対象にしたセミナーも開催しています。

また、最近では「LOCAL MATCH」の様に移住に特化したサイトの中から、各自治体や地域企業からスカウトを受けることも可能になっています。移住前に仕事を探す際には、転職エージェントの活用は必須と言えるのではないでしょうか。

自治体のホームページで募集していないか確認する

移住先の候補が決まっている人に対しては、移住先の自治体のホームページを確認するのもひとつの手です。自治体のホームページには、農業や林業、漁業といった第1次産業の募集や地域おこし協力隊の募集なども掲載されていることがあります。転職エージェントなどに掲載されている、一般企業以外の募集が充実しているので、自治体のホームページをチェックすることをおススメします。

移住先で募集している仕事を選ぶメリット

移住先の地域で募集している仕事を選ぶことは、その後の移住ライフに大きく影響していきます。移住先の近くの都市部などで一般企業に就職する場合は、どうしても移住先の地域との交流が軽薄になっていく場合が多いです。移住先で募集している仕事は、ダイレクトにその地域に関係してくるのでより早く、詳しく移住先を知ることに繋がります。

転職支援をしてくれる

移住先で仕事を選ぶメリットとしては、自治体の職員や地域の世話役の支援が期待できることです。たとえば農業をしようと考えた場合、就農支援がある他、農業における里親制度などがあるので地域で生活する人がしっかりと転職に対して支援をしてくれます。

また、移住先で仕事を行えば、移住先の人もアフターフォローを行いやすくより親身になって相談に乗ってもらえることでしょう。転職の際だけでなく、就職後もサポートしてもらえることが移住先で仕事を探すメリットと言えるでしょう。

地域の人とつながりができる

移住先で仕事を探すと、地域の人とも交流が始まります。最初は移住コーディネーターや世話役の人、自治体の人などとのみの接点となりますが移住先で仕事をすることで、その地域の人ととも交流が生まれやすくなります。地域の人の紹介でまた別の地域の人を知るといった流れで、より多くの人とつながりをもつことができます。

移住先で孤立することなく、コミュニティを築くために移住先で仕事を探すのは有効だと考えられます。

まとめ

移住者を募集している自治体の見つけ方として解説しましたが、実際には首都圏以外のほとんどの地域で移住者を募集しています。その上で、自分がどの地域に行けばより輝けるかを吟味する意味で、移住先を考えてみることがおススメです。

また、移住は人の縁がかなり関わってくるので、地域の人と話をしてみて自分に合う場所を見極めてみても良いでしょう。あなたの力が必要な地域に移住できることを願っています。