北海道枝幸郡中頓別町ってどんなところ?

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人口1,657人(推計人口、2020年12月31日現在)
自治体HP枝幸郡中頓別町HP

中頓別町は、北海道の宗谷総合振興局にある町です。札幌市と浜頓別町を結ぶ国道275号線沿いに、いくつかの集落が点在しています。 1921年(大正10年)に頓別村(現在の浜頓別町)から分立して中頓別村が発足し、1949年(昭和24年)に町政が施行されました。林業と酪農で発展した町です。

多いときは8,000人以上が住んでいましたが、2021年(令和3年)現在は2,000人を下回っており、高齢化も進んでいます。 気候は典型的な内陸型です。夏は30度以上、冬はマイナス30度以下になる日もあります。

町を流れる頓別川が凍るほどの寒さです。 町の中心部にはコンビニや食料品店、郵便局、金融機関、病院があり、日常生活を送る上で必要な施設は揃っています。ただし、車で20分ほどの浜頓別町で買い物する住人も少なくありません。 旭川市までは都市間バスで4時間です。音威子府村で札幌行きの都市間バスに乗り換えると、5時間15分で到着します。

最寄りの空港は稚内空港で、車で約100分です。ただし、札幌行きと羽田行きしか就航していないので、ほかの便を利用したいときは、旭川空港や新千歳空港まで足を延ばす場合もあります。

国道275号線沿いには山々や酪農地帯が広がっており、車でドライブするだけでも雄大な北海道を実感できるでしょう。いくつか小さな集落はありますが、過疎化によって自然に還りつつあります。 子育てにおいては、認定こども園と小学校、中学校がひとつずつあり、住民なら認定こども園の利用は無料です。

高校卒業までは、医療費の自己負担分が助成されます。また、「なかとんネウボラ(フィンランド語で「助言の場」という意味)」というサービスでは、保健師や助産師が年中無休で24時間相談に乗ってくれるので安心です。

北海道枝幸郡中頓別町の移住支援制度

北海道枝幸郡中頓別町の移住支援制度

次に、中頓別町でどのような移住支援制度があるのか見てみましょう。

おためし暮らし

中頓別町では、移住を考えている人のために、短期間お試しで暮らせる住宅を用意しています。家賃は月2~5万円で、プラス2万円で家財道具のレンタルも可能です。住宅は中頓別の中心部にひとつ、南部の敏音知(ピンネシリ)地区にふたつあります。窓口は総務課の政策経営室です。

毎年12月から受付を始めており、夏は早く埋まってしまいます。中頓別の中心部はコンビニや病院、公共施設が近く、敏音知地区は温泉があるのが魅力です。インターネットに対応しているのは中頓別の中心部のみですが、携帯電話のモバイル通信であれば、敏音知地区でも対応しています。

町内には公営住宅が豊富で、民間の賃貸住宅もいくつか存在するので、移住しても住むところには困らないでしょう。

空家情報登録制度

空家を所有している人に登録してもらい、物件情報を町のホームページで発信する制度です。希望者から問い合わせがあれば、町が本人の承諾を得て、所有者の個人情報を希望者に伝え、当事者同士が直接交渉や契約を行います。

常に物件が登録されているわけではないので、こまめに覗いてみると良いでしょう。売買はもちろん、賃貸に対応している場合もあります。こちらも窓口は総務課の政策経営室です。

なお、おためし暮らし中に気に入った空家を見つけても、登録されていなければ、この制度は利用できません。

家族体験留学

中頓別町では、1992年(平成4年)から山村留学を実施し、町外の生徒を数多く受け入れてきました。当初は南端にある小頓別地区の小中学校で受け入れていましたが、2008年度(平成20年度)をもって廃校になってからは、中頓別町家族体験留学協議会が窓口となっています。

かつては里親制度もありましたが、現在は親子留学が中心です。 留学中は、認定こども園や小学校、中学校で教育を受けるかたわら、現地のアミューズメントを体験させる機会を設けています。

子どもたちにとっては、自然の中で行き届いた指導を受けられ、中頓別の住民にとっては、子育てを通して町が活性化するのがメリットです。

北海道枝幸郡中頓別町の観光情報

北海道枝幸郡中頓別町の観光情報

最後に、中頓別町や周辺町村の観光情報を紹介します。

日本最北の鍾乳洞

中頓別町の北東には「中頓別鍾乳洞自然ふれあい公園」があり、日本最北の鍾乳洞(カルスト地形)です。北海道指定の天然記念物でもあります。およそ1万年前にできたといわれており、入場料は無料です。

毎年6月には公園で「鍾乳洞まつり」が開催されます(2021年度は中止)。見頃を迎えたピンク色の芝桜のじゅうたんが圧巻です。 入場できるのは5月上旬から10月下旬までですが、冬もガイドの案内で見学できる場合があります。

特に1月下旬から3月上旬にかけて見られる「氷筍」(逆さに伸びるタケノコのような形状をした氷柱)は貴重です。 敏音知地区にある「そうや自然学校(なかとんべつ観光まちづくりビューロー)」に問い合わせてみましょう。

ピンネシリで温泉や自然を満喫

先述のとおり、敏音知地区には「ピンネシリ温泉」があり、宿泊施設も併設しています。大人の料金は400円です。泉質は「ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉」で、湯上りに肌にまとわりつくような感触があります。

国道275号線を挟んで向かい側には、「道の駅ピンネシリ」があり、敷地の一部はキャンプ場です。コテージにも宿泊できます。 ほかにも、先ほどの「そうや自然学校」が近くです。

春から秋にかけては砂金彫りや川遊び、カヌー、冬は鍾乳洞ツアーやスノートレイルを体験できます。ナチュラルクラフトやバードコールを作る体験は、1年を通して受付中です。1泊2日で複数の体験ができるツアーもあります。

歌登にある不思議なホテル

中頓別町の中心部から、道道120号線を通ってオホーツク海沿いの枝幸町へ向かう途中に、「歌登」という集落があります。かつては歌登村の中心だったところです。

そこから枝幸方面には行かず、道道120号線をそのまま進んでいくと、右手に立派なホテルが見えてきます。「うたのぼりグリーンパークホテル」です。

豪華な造りで、温泉やレストランが併設されています。 ここは、一時期タイからの観光客が大挙押し寄せて話題になりました。ホテルの中で日本文化をすべて体験できるサービスを実施していたからです。

日本人向けには実施していませんが、付近にはゴルフ場やキャンプ場、コテージ、見晴らしの良い高台があり、自然を満喫できます。

まとめ

中頓別町では、移住を検討している人のために「おためし暮らし」という制度があり、家財道具のレンタルも可能な町内の住宅で短期間暮らせます。現地では、さまざまな体験ができるようになっているので、滞在中はアクティブに中頓別町の自然を堪能できるでしょう。