長野県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!

更新日: Jun 29, 2021

長野県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!

長野県へ引っ越しや転勤、移住を考えている人は必見!長野県は都道府県別健康寿命で男女共に1位(2020年)。長生きだけでなく、生き生きと生活を楽しんでいる人が多いようです。移住したい県としても常にトップランクの人気があります。ここではそんな長野県の魅力や基本情報、おすすめの市町村などを紹介しています。それに加えて、移住支援情報や就業支援情報についても解説します。長野県に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。

長野県ってどんなところ?

現在の長野県はかつて信濃(しなの)、信州(しんしゅう)と呼ばれていた地域です。日本アルプス、諏訪湖、木曽川と見どころも多く、軽井沢などは避暑地として知られています。長野県の歴史、気候、自然やアクセスなどをまとめました。

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人口 2,052,000 (推計人口、2019年6月1日)
長野県HP長野県HP
長野県移住支援サイトこちら

長野県の特徴や歴史

長野県の特徴や歴史

長野県は日本のほぼ中央に位置しています。日本の都道府県では北海道、岩手県、福島県に次いで4位の面積があります。飛騨山脈、赤石山脈、日本の屋根とも呼ばれる標高2,000m〜3,000m級の高山に囲まれています。

県庁所在地の長野市は県内で最大人口で約38万人、おもな都市は松本市、上田市などがあります。県内は北信(長野、中野周辺)、中信(松本、北アルプス、木曽周辺)、東信(上田、佐久、小諸周辺)、南信(飯田、諏訪、岡谷、伊那周辺)に大きく分けられ、それぞれ気候、文化的な特徴が見られます。

旧石器時代の遺跡が見つかっていて約2万5,000年前から3万年前から人類が住んでいたことがわかります。戦国時代になると川中島で武田信玄と上杉謙信が、信濃の領土権獲得で争いました。

江戸時代になると中山道が整備され、馬を引いて荷物を運ぶ運輸業をはじめさまざまな産業が発達し庶民の暮らしも向上しました。読み書きやそろばんを教える寺子屋が増え、教育熱心といわれる現在の長野県へとつながっていきます。

高速道路や新幹線、空港へのアクセスの良さ

江戸時代以前から太平洋と日本海方面を結ぶ道が通じ、江戸時代になると中山道、甲州街道、千国街道などの主要道が整備されてきました。

現在も北陸新幹線が停車し、中央本線、飯田線、大糸線や中央自動車道、長野自動車道などから長野都市部へのアクセスは良好です。空港は松本空港(愛称、信州まつもと空港)があります。日本の空港の中では最も標高が高い場所にある空港で、目視で着陸するため日本一着陸の難しい空港といわれています。

地域の気候

長野県は海岸から遠く離れた内陸にあり、1日の気温差、1年の平均気温の差が沿岸部に比べて大きく、湿度が低いのが特徴です。降水量は少なく、特に長野盆地から上田・佐久盆地にかけては、北海道東部についで雨の少ない地域となっています。

県内の平地の多くが盆地で昼と夜の気温の差が大きくなります。県の北部は季節風の影響で雪の日が多く、中部や南部の平地は季節風が山脈を越えてくるため、空気が乾燥し、晴れの日が続きます。

標高の高い地域では山岳地帯特有の気候で、平地に比べて気温、気圧、湿度が低くなります。雪の降り方はエリアによってまったく異なるので、移住を考えるときには積雪の状況をよく調べる必要があります。

おもな観光地

長野県は北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳連峰など名だたる名山に囲まれ、山からの清流が平坦地の盆地部を潤す、自然に恵まれた土地です。

日本最初の山岳リゾートといわれる上高地、別荘が佇む軽井沢、北斎が暮らした町小布施、烏城(からすじょう)とも呼ばれる国宝松本城など観光スポット、アウトドアレジャーも多数。また、博物館、美術館の数は日本一です。おもな観光地を紹介します。移住先を探している人は、まず観光に訪れてみてはいかがでしょう。

「北信濃エリア」

長野市は善光寺の門前町として栄えてきました。善光寺は国宝の本堂や重要文化財の山門・経蔵、仁王像などが見どころ。年間120万人が訪れる小布施は葛飾北斎が晩年を過ごした町で、今も多くの肉筆画や錦絵などが残されています。

「日本アルプスエリア」

国宝松本城の城下町松本、美しい水をたたえる安曇野、そしてアルピニストの聖地である上高地、白馬、乗鞍、白骨温泉など人気観光地がいっぱい。本格的な登山からトレッキング、ラフティングなど、アクティビティが充実。

「東信州エリア」

小諸市や上田城をシンボルとする上田市、避暑地の軽井沢町など古くから高原リゾートとして開拓されてきたエリアです。湯の丸高原や上田市の美ヶ原高原、小諸市の高峰高原は、ドライブに最適な観光スポット。標高2,000mの美ヶ原高原からは北アルプスや八ヶ岳、中央アルプス、富士山など360度の大展望が広がります。高原野菜やワインなど、名産品も豊富です。

「諏訪エリア」

甲州街道と中山道が交差し、日本最古の神社といわれる諏訪大社や歴史ある寺社、宿場の町並みが残る諏訪エリア。長野県最大の湖、諏訪湖ではレイクスポーツやわかさぎ釣り、遊覧船、水陸両用観光バスなどが楽しめます。縄文時代からの遺跡も多くあり、住みやすい土地であったことがわかります。茅野市尖石縄文考古館には国宝の縄文のビーナス、仮面の女神の二体の土偶が収蔵されています。

「伊那路エリア」

高山植物が見られる千畳敷カール、富士山に次ぐ日本第2位の高さの北岳をはじめ、登山上級者がチャレンジする3,000m級の山々が連なります。山麓はまるで昔話に出てくるような山里の集落が今も点在しています。また南アルプスの西には中央構造線が走り、周辺はユネスコにより南アルプスジオパークに認定されています。

「木曽路エリア」

木曽川に沿って谷間や険しい峠が続く木曽路は、山深く平地が少ない土地柄。宿場や伝統工芸品、食文化が残り、2016年に日本遺産に認定されました。妻籠には江戸から続く古い町並みを保存しています。

長野県の移住支援・就業支援制度

長野県の移住支援・就業支援制度

長野県独自の移住者への移住支援制度を紹介します。移住の準備に役立ててください。

信州暮らし案内人

「信州暮らし案内人」は信州・長野県への移住をサポートするガイドです。長野県の地域の特徴など、信州暮らしに関することがまとめられています。

長野県の移住ポータルサイト「楽園信州」では、長野県内の市町村情報、先輩移住者の豊富な体験談、仕事や住まいの探し方、支援制度の検索ページなどがまとまっています。

長野県の移住ポータルサイト「楽園信州

移住パンフレットの「信州生活」もエリアの特徴や、移住のために役立つ情報がわかりやすくまとめられています。

長野県移住ガイドブック「信州生活

空き家バンクとは

「空き家バンク」とは、空き家の賃貸、売却を希望する所有者から提供された情報を集約し、空き家を活用したい人に紹介する制度です。全国各地の自治体が取り組みを進め、各市町村が空き家バンク制度を整備しています。

詳しくは各市町村の公式ホームページへアクセスしてください(全ての市町村に必ず制度があるわけではございません)。なお長野県には県でまとめている空き家情報のポータルサイト「楽園信州空き家バンク」があります。対象地域は長野県全域。

エリア、条件(山が見える、畑付き、古民家、週末暮らし物件など)で物件を検索できます。長野県への移住・定住を考えている人、県内の空き家を所有している人はこちらで調べてみてください。 楽園信州空き家バンク

コンソーシアム活用型ITビジネス創出支援

「コンソーシアム活用型ITビジネス創出支援」とは、長野県および信州ITバレー推進協議会(NIT)がITシステム開発などの費用を補助する事業です。対象は長野県内のIT企業で、産学官連携コンソーシアムを活用した事業です。

ニューノーマル対応、地域課題解決、産業や自治体のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進が対象になりますが、いずれもITシステム開発を伴うことが条件です。

対象経費は人件費 、原材料、消耗品費、使用料、賃借料、通信運搬費などで、補助対象経費の 1/2 以内 上限500万円。こちらは令和3年度の事業なので継続されているかどうか、実際に応募するときには問い合わせて下さい。

信州ITバレー推進協議会事務局 (公財)長野県テクノ財団 信州ITバレー推進室内 電話番号 026-226-8101

UIJターン就業・創業移住支援

「UIJターン就業・創業移住支援事業」は東京圏(埼玉県、千葉県、東京都および神奈川県)、愛知県または大阪府から移住し、県内で就業または創業をしようとする人に移住支援金を支給する事業です。

移住支援金の事業開始時期、支給額など制度の内容は市町村により異なります。申請先は移住先の市町村になります。条件や期間などもよく確認してください。

移住支援金の対象となる求人情報は、長野県のマッチングサイトに掲載されています。県内の地域、休日、テレワーク対応などの条件から探せます。

農業、観光が盛んな長野県ですが、自動車関連機器メーカーや電機、電子、情報機器メーカーも多数あります。 移住支援金対象求人情報はこちら https://uij-matching.pref.nagano.lg.jp/

長野県の子育て環境

長野県の子育て環境

長野県では「信州こどもカフェ」の設置を推進しています。学習支援、食事提供、悩み相談、学用品のリユースなどの取り組みを行っています。

県、市町村、NPO、関係機関、支援団体、民間企業及びボランティアなどが子どもの居場所づくりを推進し、地域全体で子どもたちをサポートする体制を整えています。https://www.pref.nagano.lg.jp/jisedai/hitorioya/ibasyohome.html

また、学校教育では個性に応じて一人一人への丁寧な指導を行うため、全国に先駆けて少人数学級を推進し、現在では小学校、中学校の全学年で30人学級が実施されています。小学校、中学校では自然豊かな地域の環境を生かした教育活動が行われています。

長野県で住むならどこがいい?

長野県で住むならどこがいい?

長野県のなかでも移住先として人気がある市町村、長野市、松本市、安曇野市、佐久市、上田市、上伊那郡南箕輪村を紹介します。特徴や魅力、支援制度などをまとめました。

長野市の周辺に住むなら

長野市は長野県北部の中心都市で県庁所在地で、人口は約37万人です。善光寺をはじめ周辺の観光地への玄関口となっています。

1998年には冬季オリンピック長野大会、第7回冬季パラリンピック長野大会が開催され、そのメイン会場が設置されました。移住者向けに、空き家バンク、長野市地域おこし協力隊、Nターンのすすめなど、ホームページで情報を発信しています。 https://www.city.nagano.nagano.jp/life/5/34/160/

松本市

国宝松本城を中心とする旧城下町で、長野市に次ぐ県内第二の都市です。松本市では2018年から転入者が転出者を上回る転入超過(社会増)状態が続いています。

旧開智学校(国宝)などの歴史的建造物が多く残り、セイジ・オザワ松本フェスティバルが開かれる音楽の拠点としても注目されています。移住者支援として、松本市内での就職・転職に関する情報提供、オーダーメイド型の体感ツアーの開催などをおこなっています。

移住者向け情報はこちらで確認してください。 https://www.city.matsumoto.nagano.jp/miryoku/ijyuu/index.html

安曇野市

安曇野市は長野県のほぼ中央部で、松本からは電車で約10〜30分です。人口は約9万6,000人。

新日本観光百選や、名水百選(「安曇野のわさび田湧水群」)、国土交通省「水の郷」にも認定されている美しい風景が広がり、多くの映画、ドラマなどのロケ地として登場しています。

雪の少なさ、安曇野ICがあり県内では比較的交通の便がよいことなどから、移住先として人気があります。空き家バンク、おためし住宅などの移住支援があります。子育て家庭優待パスポートの配布、子どもの誕生・入学など人生のイベントに記念樹のプレゼントなど、子育て支援にも力を入れています。 安曇野へ住もう https://www.city.azumino.nagano.jp/site/sumou/

佐久市

佐久市は群馬県との県境に位置する東信地方の都市で、人口約9万8,000人。古くは中山道と佐久甲州街道との交点の宿場町として発達しました。

大型スーパーやショッピングセンター、精密機械の工場などがあり、暮らしやすさでファミリーに人気です。移住者受け入れに積極的で「お住まいオーダー制度」で住宅支援をしたり、空き家バンク登録物件内覧ミニツアー動画配信をするなど、移住イベントも行っています。 移住情報サイト 佐久にくらす http://www.city.saku.nagano.jp/sakunikurasu/

上田市

長野県第3の都市と呼ばれる上田市は県の北東部に位置し、東京から新幹線で約90分のところにあります。人口は約15万5000人。長野県内で最も降水量が少なく日照時間が長い土地です。

千曲川周辺の平坦地を中心に豊かな自然に囲まれた街で、細田守監督作品「サマーウォーズ」には上田駅や上田城跡など、上田市のスポットが魅力的に描かれています。

移住人気も高く、信州うえだ空き家バンク、移住相談会、信州上田地域田舎暮らしなどで支援を行っています。 上田市 移住交流推進課 https://www.city.ueda.nagano.jp/soshiki/iju/

上伊那郡南箕輪村

南箕輪(みなみみのわ)村は長野県内の村では一番人口が多い村で、約1万5,000人が住んでいます。東京・名古屋からの所要時間はともに約2時間半、県内の木曽地域とは約30分で行き来できます。

信州大学農学部のキャンパスがあり、村内に保育園、小学校、中学校、高校、短期大学、大学、大学院、専門学校まである珍しい村です。子育てに適した自然環境があり、精密機械工業が盛んで村内や近隣市町村で働けるため、子育て家族が暮らしやすい移住先です。 南箕輪村 移住定住促進サイト https://minamiminowa.net/

まとめ

移住したい県No.1といわれる長野県。自然や歴史といった魅力はもちろんですが、企業の本社や工場、商業施設も多くあり働ける場所がある点も人気の要因になっています。

家族連れ、リタイア後のシニア、アーティストなどさまざまな人を受け入れる懐の深さがあるように思えます。長野県内でも山岳地帯、河川地域などで交通、気候、利便性などがさまざまです。

生活スタイルや希望に応じて、ぴったりの移住先を見つけましょう。移住支援サイトなどにあがっている移住者の体験談なども参考にしてください。