東京都三宅村ってどんなところ?

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人口 2,139人(推計人口、2021年4月1日)
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三宅村移住支援サイトこちら

東京都三宅村は、伊豆諸島の北部に位置する三宅島と無人島の大野原島からなりたっています。三宅島は、東京から南へ約180 km、壮大な大地と海に囲まれた火山島です。

直径約8 kmの楕円形で、ちょうど東京の山手線に囲まれたくらいの大きさです。島の中央部には雄山(標高775.1m)があり、火口の深さは約500mです。三宅島は富士火山帯に含まれる活火山で、約20年~60年周期で噴火を繰り返しています。

主に玄武岩からできていて、度重なる噴火は荒々しい海岸風景と独特の自然景観をつくりあげ、島全体が富士箱根伊豆国立公園に指定されています。2000年に雄山が噴火し、全島避難したことで知られています。

2000年に噴火した雄山からは火山ガスが放出され、立入禁止区域、危険区域、準居住地区などの規制区域が設けられています。2005年に避難命令が解除され、住民が復帰をはじめ、2015年に島内全居住地区の規制が解除されました。

気候は、周囲を流れる黒潮の影響により、温暖多雨な海洋性気候となっています。年間平均気温は17.7度、真夏日の日数は年間平均12.7日、最低気温が氷点下の日数は年間平均0.5日と、夏は涼しく冬は比較的暖かい気候です。

夏から秋にかけては台風、冬は低気圧の影響を受けやすく、年間降水量は約3000mmで、東京本土の約2倍となっています。多くの島・沿岸部と同様に風が強い地域で、年間を通して北東または南西の風が吹きやすくなっています。

本土との交通には海路と空路があり、海路は大型客船で東京の竹芝桟橋から約6時間半、空路は飛行機で調布飛行場から約45分(1日3便)、ヘリコプターでは大島からは約20分です。島内では公共交通機関として村営バスが運行しています。

東京都三宅村の移住支援制度

東京都三宅村の移住支援制度

三宅村では、短期的に三宅島に住みながら、職業を体験したり、島のイベントに参加したり、先輩移住者との懇談会を行う「島暮らし体験」を年に複数回開催しています。 オンラインでの島暮らし体験もあります。

三宅村島ぐらし体験

三宅島内に1週間程度滞在し、村営住宅や事業所の見学、就業体験(職場見学)、自然体験、島内イベントや体験プログラムへの参加、移住者との交流を体験します。

島の空気、雰囲気を直接感じ、島民と触れ合うことで人とのつながりを作り、島暮らしの魅力を感じることで、移住のきっかけにしてもらいます。過去の体験では、レストラン補助や客室清掃、食品加工補助や観光協会見学、保育園などの施設見学を行いました。通常コース(島内6泊)と短期コース(島内4泊)があります。

移住・定住相談窓口

三宅村では、移住・定住を希望する人に向けて相談窓口を設置しています。三宅島での島ぐらしに興味がある人、移住を検討している人は、企画財政課企画情報係まで問い合わせてください。電話:04994-5-0984、FAX:04994-5-0932。

空き家改修事業補助金

三宅村では、三宅村への定住を促進し、地域の活性化を図るため、空き家を購入または賃貸もしくは賃借した人が空き家の改修等に要する経費に対し、補助金の交付を行っています。

空き家を貸す人・借りた人が住むために村内施工業者が工事を実施して住宅を直す場合、貸し手・借り手が所有者等の3親等以内の親族でない人に対し、補助金を補助します(補助率10分の5。補助金限度額は50万円)。

東京都三宅村の観光情報

東京都三宅村の観光情報

豊かな自然に囲まれた三宅島では、釣り・ダイビング・海水浴などのマリンスポーツをはじめ、トレッキング・サイクリング・バードウォッチング・ボルダリングなど、陸上のアクティビティも楽しめます。そのうちのいくつかを紹介しましょう。

ダイビング

黒潮の恩恵を受け、透明度の高い海の中では大型の回遊魚や色鮮やかな熱帯魚、ウミガメなどさまざまな生き物と出会えます。サンゴの種類も多く、島の南西部の「富賀浜」には世界最北限のテーブルサンゴの群集があります。

また、海底でも火山島ならではの独特な地形が楽しめます。噴火の傷跡と噴火後の自然の再生を目の当たりにでき、ポイントによっては人が入っていなかったおかげで、サンゴや魚も噴火前以上にたくさん見られます。

バードウォッチング

三宅島は、海洋に生息するカンムリウミスズメ(国の天然記念物)の貴重な繁殖場所となっています。野鳥の生息密度が高く、探鳥ポイントの1つである「大路池」の周辺は「日本一のさえずりの小径」ともいわれています。

釣り

周辺の海域はイシダイやメジナ、ヒラマサ、シマアジなど、種類豊富な魚の宝庫です。断崖絶壁の荒磯釣りや本格的な船釣りも楽しめます。

イルカウォッチング・ドルフィンスイム

船上から野生のイルカの生活を観察できます(船上ウォッチング)。ウェットスーツ、フィン、スノーケルを着けて、野生のイルカと海で泳ぐこともできます(ドルフィンスイム)。

イルカの機嫌が良ければ、一緒に遊んでくれることもあります。通常3/15~11/15に開催されます。中学生以上が対象です。レンタルやスクールもあります。

まとめ

三宅島は調布飛行場から約45分の距離にあります。移住に興味のある人は、島暮らしの体験もできるので、一度三宅島を訪れてみてはいかがでしょうか。島の生活に触れ、島の空気を直接肌で感じてみてください。