沖縄県島尻郡北大東村に住みたい!基本情報や移住支援制度などを調査!

更新日: May 19, 2021

沖縄県島尻郡北大東村に住みたい!基本情報や移住支援制度などを調査!

沖縄県島尻郡北大東村へ引っ越しや転勤、移住を考えている人は必見!島尻郡北大東村の魅力や人口などの基本情報や周辺へのアクセス、移住支援制度を調査しました。島尻郡北大東村に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。

沖縄県島尻郡北大東村ってどんなところ?

地図GoogleMapリンク
人口1,331人(推計人口、2021年3月1日)
自治体HP島尻郡南大東村HP

大東村は、沖縄本島からおよそ360km東方にある北大東島と沖大東島を行政区画とする村です。このうち住民が居住するのは北大東島のみで、沖大東島は在日米軍の射爆撃場として使われ一般人の立ち入りはできません。

北大東島は珊瑚環礁が隆起してできた島で、砂浜がまったくない独特の海岸地形をもちます。外部から隔離されたような地形は、多くの固有種が生息する環境を作り出してきました。中央は盆地のように窪み、大小の沼や湿地が散在しています。

北大東村の歴史と産業

北大東島は古くから琉球の人々に「うふあがり(大東)島」として知られてはいたものの、人が住み始めたのは明治時代、八丈島からの開拓団が始まりでした。

このため八丈島と沖縄の文化が融け合った独特の文化が形成されてきたとされます。また元々は企業が保有し運営する社有島であり、戦後は沖縄返還までアメリカ統治下に置かれた、複雑な歴史を経てきた島でもあります。

サトウキビの生産や製糖に加え、戦前はリン鉱石採掘が盛んで、沖縄だけでなく本土や台湾からも多くの出稼ぎ者が集まりました。現在は農業・製糖業を再び基幹産業として復興させ、漁業や観光も重要な産業となっています。

北大東村の交通アクセス

島には北大東空港があり定期便で那覇と結ばれています。直行便の場合約1時間10分、南大東島経由の場合1時間45分でアクセスできます。なお同空港と南大東島を結ぶ航路は日本一短い路線で、フライト時間はわずか3分ほどです。

また週1~2回のペースで、那覇と各島を回る船便が運航されます。特有の海岸地形により船が着岸できないため、積み荷も人もクレーンに吊り下げられた籠に乗って移動する、ユニークな上陸方法で知られます。

北大東村の気候

北大東村は一年を通じて温暖な亜熱帯性海洋気候です。降水は多くありませんが台風によって潤沢な雨水がもたらされます。台風は頻発するものの、対策ができており、盆地を取り囲む小高い丘が防風林として機能するため、被害はそれほど出ないとされます。

北大東村の子育て環境

村立の小中学校がある他、特徴的なのは日本初の村営学習塾が1993年に開設された点です。近年はテレビ会議システムによって東京大学の学生が講師をつとめるなど、学習環境整備に力が入れられています。

また、それまでの村立幼稚園に代わって認定こども園が2021年4月に開園し、未就園児から保育を受けられるようになりました。就業率が高く共働きが当たり前の就業状況をサポートする取り組みといえるでしょう。

沖縄県島尻郡北大東村の移住支援制度

沖縄県島尻郡北大東村の移住支援制度

北大東村では、子育てに関する支援制度がいくつか設けられています。

子育て支援

中学3年生までは、入院・通院とも自己負担なしのこども医療費助成制度が設けられています。また子の出生時には出産祝い金が交付されます。 https://okinawa-iju.jp/wp-content/uploads/kosodate_shien.pdf

北大東村離島高校生修学支援費補助金交付規則

北大東村には高校が設置されていません。そこで、島を出て高校に進学する生徒について、帰省の際の費用や、下宿・寮などの住居費を補助する制度が設けられています。村立北大東中学を卒業して高校に就学し、保護者は村内に引き続き居住していることが条件です。 http://vill.kitadaito.okinawa.jp/assets/files/ritoukoukouseisyugakusien_youkou.pdf

沖縄県島尻郡北大東村の観光情報

沖縄県島尻郡北大東村の観光情報

北大東村では、美しい海と特徴ある地形が作り出してきた、風光明媚な景色を満喫できます。貴重な動植物と出会える自然の宝庫でもあります。特有の歴史や文化を学び、地域に溶け込む楽しみもあるでしょう。

北大東村民俗資料館

地質学的にもユニークで、複雑な歴史と独特の文化をもつ北大東村。そのなりたちや暮らしを学べるのが、北大東村民俗資料館です。地形や土壌、動植物、産業などについて、見応えある資料や道具が並んでいます。人材交流センターが併設されており、ホールでイベントが開催されるなど住民の交流の場でもあります。

長幕

島の内陸部を取り囲む、隆起した珊瑚礁地帯一帯を「長幕」、別名屏風岩と呼びます。特に南部の長幕は1.5kmにも渡って屏風を立てたように切り立ち、不思議な景観を織りなしています。その特異な地形ゆえ開墾されなかったことから貴重な植生が残り、「崖壁及び崖錐の特殊植物群落」として国の天然記念物に指定されています。

沖縄海

沖縄海

北大東島を囲む紺碧の海は通称「北大東ブルー」と呼ばれる美しさを誇ります。しかし島の水際はすべて断崖絶壁で、沖縄の他の島々のようなリーフやビーチは見られません。

島で唯一海遊びができる場所が、人工的に造られた潮だまり「沖縄海」です。潮が引いたときに現れるエメラルドグリーンの海水プールで海水浴が楽しめます。近くには沖縄最東端の碑があり、早朝には朝日の中にモニュメントが浮かび上がる幻想的な風景が見られます。

トイレやバーベキュースペースもあり、家族や仲間と遊びに行くにも便利です。また、開拓団が最初に降り立ったとされる地に整備された「上陸公園」は、崖を切り崩した急な坂道が海に続く絶景スポットです。透明な北大東ブルーの先に南大東島も望むことができます。

神社

村には暮らしに根付いたいくつかの神社があります。中でも島の一大行事である例祭が行われるのが大東宮です。開拓当初に建立され100年以上にわたって島の産土神として祀られてきました。うっそうとした緑の中で、ありのままの自然を感じられるスポットです。

沖縄では珍しい「こんぴらさん」こと、金刀比羅宮は、香川県から勧請された神社です。夏には航海安全と豊穣を祈願してお祭りが催され、境内で子ども達による奉納相撲が行われます。

火の神を祀る秋葉神社でも、11月の例祭で相撲が奉納され、女子は腕相撲で祭りを盛り上げます。秋葉神社の手前には天狗岩という特徴的な小高い丘があり、拝所が備えられています。

生き物観察

太平洋の真ん中に浮かぶ北大東島には、渡り鳥が多く訪れます。大池、赤池といったため池はバードウォッチングの好スポットです。また海では毎年1~4月にザトウクジラを間近で眺めるホエールウォッチングが楽しめます。

北大東漁港

北大東島では浅瀬がなく船が着岸できないため、漁船がクレーンで陸揚げされる光景が風物詩でした。豊かな海の幸に恵まれているにも関わらず、漁ができる時間や漁船の大きさに制限があったのです。

そこで、2019年、岸壁を掘り下げて初の漁港「北大東漁港」が造成されました。まるで要塞のような巨大なスケールを誇り、青い海に白い壁が映える圧巻の景色です。高い岩壁を削って出た大量の掘削岩は北側に積み上げられ、3つの巨大な白いピラミッドが形成されています。

まとめ

きわめて特徴的な地形と歴史を有し、独自文化が育まれてきた北大東村。離島ならではの不便さはありますが、利便性を向上する行政の取り組みが精力的に実施されています。青い海と断崖絶壁が織りなす神秘的で力強い絶景に囲まれ、島暮らしを満喫できるでしょう。