北海道空知郡上砂川町ってどんなところ?

地図GoogleMapリンク
人口3,278人 (推計人口、2016年9月30日現在)
自治体HP上砂川町HP

上砂川町は、北海道の空知総合振興局にある町です。砂川市の東側に位置し、道道115号線やパンケウタシナイ川に沿うように住宅街が続いています。 炭鉱によって栄えた町で、1949年(昭和24年)に当時の砂川町と歌志内町から分立して発足しました。

かつては3万人以上の住民がいましたが、石炭産業の衰退や炭鉱の閉山によって町外への流出が続き、2021年(令和3年)現在は3千人を割っています。 気候はこのエリアの中では比較的穏やかで、夏は涼しく、冬の降雪量も多くはありません。南北に走る山々が雪雲を遮ってくれるからです。

町内にはコンビニや小さな個人商店はありますが、スーパーはありません。住民はバスで15分程度の砂川市か、さらに30分離れた滝川市で買い物するのが一般的です。学校も仕事も、砂川市まで通っている住民は少なくありません。

砂川市まで出れば、札幌までJRの特急で47分です。高速道路には、砂川市の北部にある砂川SAのスマートICか、南部にある奈井江砂川ICから合流できます。最寄りの空港は新千歳空港です。 上砂川町の奥には、かつて石炭の産地だった名残があります。

ほとんどは自由に立ち入ることができませんが、どこかで露天掘りの跡や坑内の不要物を積み上げた「ズリ山」を見られるかもしれません。 教育機関は、認定こども園と小学校と中学校がひとつずつあります。上砂川町では「子ども・子育て支援事業計画」を策定しており、2020年度(令和2年度)からは第2期が進行中です。

第1期では、高校生以下の医療費全額助成、幼児教育・保育の無償化が実現しました。今後は町民の意見を聴きながら、高校就学費用の助成など、子育て世帯への経済的な援助を進める予定です。 上砂川町には町営住宅が豊富にあり、世帯年収にもよりますが、1万円前後から3LDKの部屋に入居できます。単身者向けなら、ワンルームの家賃が一律16,000円です。

北海道空知郡上砂川町の移住支援制度

北海道空知郡上砂川町の移住支援制度

上砂川町では、移住者の受け入れに力を入れています。どのような移住支援制度があるのか見てみましょう。

民間賃貸住宅家賃助成

上砂川町にある、ふたつの民間賃貸住宅の家賃を助成してくれる制度で、50歳以下なら移住者も対象です。毎月5,000円が5年間(60ヶ月)、最大で30万円が助成されます。 ふたつの民間賃貸住宅は、それぞれコンビニの徒歩圏内にあり、どちらも築浅の物件です。

広さは1LDKで、駐車場や物置が完備されています。家賃は共益費込みで、38,000~43,000円です。 助成を受けるには、対象物件に入居して住民票を届けた後、必要書類を企画課の地域振興係に提出します。

審査に通って交付が決定したら、半年ごとに申請すると最大で6ヶ月分の助成金が振り込まれるという流れです。 なお、役場に必要書類を提出して審査を受けるのは毎年行われます。

移住定住奨励金

町内で住宅を購入するか、働くことで、奨励金を受け取れる制度です。 前者は65歳以下で住宅を新築するか、昭和56年以降に建設されて売買価格が200万円以上(土地も含む)の中古住宅を購入すると、最大で250万円を受け取れます。

後者は50歳以下が対象です。町外から引っ越して町内の事業所に正規社員として就職したり、法人格を有する事業所を新たに創業すると、扶養家族がいる世帯は20万円、単身者は10万円を受け取れます。

すでに町内の事業所で正規社員として働いていて、町外から引っ越す場合も対象です。 すでに町内に居住していて、新たに町内の事業所に正規社員として就職しても10万円を受け取れます。

空き家・空き地情報バンク

空き家や空き地の持ち主に登録してもらい、希望者に紹介する制度です。登録された情報は町のホームページや広報に掲載されます。希望者は町に申請した上で、持ち主の情報を受け取り、当事者間で交渉するという流れです。

売買だけでなく賃貸にも対応しています。 すでに数件が成約した実績があり、今後も登録物件は増えるかもしれません。手頃な価格で広い土地や空き家を簡単に入手できます。いずれも道道115号線からは極端に離れていないため、アクセスは問題ありません。

北海道空知郡上砂川町の観光情報

北海道空知郡上砂川町の観光情報

最後に、上砂川町にある観光地を紹介します。

町境にある温泉とキャンプ場と日本庭園

道道115号線を町境まで進むと、右手に見えてくるのが温泉施設「パンケの湯」です。大人の料金は500円で、8のつく日は半額の250円で入浴できます。毎週火曜日も350円です。

泉質は、ナトリウム一炭酸水素塩冷鉱泉で、寒い季節には体の芯から温まるでしょう。ほかにも、館内には宿泊施設やレストラン、宴会場、会議室などがあります。 温泉の少し手前の左手には駐車スペースがあり、パンケウタシナイ川にかかる橋を渡ると、眼前に広がるのが「上砂川岳日本庭園」です。

春は花々、秋は紅葉で彩られます。さらに、その奥は「奥沢キャンプ場」です。道道からは川と森で遮られているので静かに過ごせるでしょう。 近くには「奥沢パークゴルフ場」もあり、いずれも温泉からは徒歩10分以内です。温泉を拠点にして楽しめるでしょう。

なお、バスは数年前に廃止されて乗り入れておらず、自家用車かタクシーでのアクセスとなります。

炭鉱の名残を感じさせる施設

上砂川町の中心街から少し離れたところにあるのが「かみすながわ炭鉱館」です。開館は土日祝日のみで、採掘の模型や当時の生活用品、トロッコなどが展示されています。

かつての上砂川町の暮らしぶりがうかがえるでしょう。入館料は無料です。 道道を挟んで斜め向かいには、三井砂川炭鉱の中央立坑櫓がそびえています。

高さは約68メートルあり、閉山後も地下無重力実験センターの実験棟として再利用されました。現在はその役目も終え、内部に入ることはできませんが外部からは見られます。

かつて鉄道が走っていた証

上砂川町では、1994年までJR函館本線の上砂川支線が走っていました。今も中央北地区には、終点の上砂川駅が残されています。この駅は、1984年に放送されたドラマ「昨日、悲別で」のロケに使われ、架空の「悲別駅」として登場しました。

駅舎には当時の時刻表や、ロケの写真が展示されており、外には客車と車掌車も保存されています。今も、ドラマのファンの来訪が絶えません。

なお、いずれの観光地も温泉を除いて冬期間は閉鎖されています。利用する際は、事前に町役場の企画課地域振興係に問い合わせてみましょう。

まとめ

上砂川町は、移住者の受け入れに積極的で、育児にも力を入れています。制度を利用すると、ゆとりのある暮らしができるでしょう。自然が豊かでありながら、都市部も近く、自家用車があれば不自由しません。