秋田県北秋田郡上小阿仁村(かみこあにむら)ってどんなところ?

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人口2247 (2020年1月)
自治体HP上小阿仁村HP
上小阿仁村 移住支援サイトこちら

上小阿仁村は秋田県中央部に位置する山合いの村で、総面積の92.7%が山林原野、そのうち国有林が75%を占めます。江戸時代から秋田杉が生育され、林業・木材産業が村を支えてきました。

樹齢250年を越える天然秋田杉が郡立し、中でも巨大なコブを持つ通称「コブ杉」は村のシンボルとして神秘的な雰囲気をたたえています。

また、伝統的な狩猟を生業とする「マタギ」の集落があったことでも知られます。村の中央を流れる小阿仁川には、イワナ・アユなどの川魚が育ちます。

村内に鉄道駅はなく、最寄り駅はJR奥羽本線の鷹巣駅、ローカル線の秋田内陸縦貫鉄道、阿仁前田駅などです。また大館能代空港へは20kmあまりで、空港と村の間で乗り合いタクシーが定期運行されています。

高齢者の割合が人口の50%を越え、県内市町村で最も人口が少ない村ですが、特産品の奨励やイベント開催など活力ある村づくりへの取り組みが見られます。

秋田県北秋田郡上小阿仁村の移住支援制度

秋田県北秋田郡上小阿仁村の移住支援制度

上小阿仁村では暮らしに関するさまざまな支援が設けられています。住まい、仕事、子育てなどについて、補助金が出る制度もいくつかあります。

住まい・暮らしに関する支援

空き家バンクが運営されている他、住宅リフォーム費用の補助、結婚して住居を取得する人への支援金などが行われています。村内に居住し他自治体へ公共交通機関で通勤する人には、定期券の半額を補助する制度があります。

また、大館能代空港利用促進のため航空券購入費の助成、デマンドタクシー事業など、村内外への移動に関する取り組みも見られます。

仕事に関する支援

就農を支援する農業後継者育成の研修事業や、就労に必要な資格取得への補助制度があります。また特産品の開発などへの支援策として、個人事業主への補助や雇用増大のための新設に対する奨励金といった取り組みが行われています。

子育てに関する支援

子供の出生時に、第1子50,000円・第2子以降500,000円を給付する子宝祝金制度があります。第3子以降はさらに、出生または転入後1年経過時から6歳になるまで月額1万円の支給があります。

また、中学校卒業までは医療費が全額補助されます。就学・通学に関しても、小学校入学時にランドセル等が贈呈される他、小学生の通学にかかるバス定期券の全額補助、小中学校給食費の全額補助など、支援制度が多数あります。

秋田県北秋田郡上小阿仁村の観光情報

秋田県北秋田郡上小阿仁村の観光情報

上小阿仁村では山村ならではの濃い自然を満喫することができます。アートイベントや道の駅といった、村の魅力を再発見する取り組みにも注目したいところです。

太平山

秋田市から上小阿仁村にまたがる太平山は、秋田のシンボルとして親しまれ、古くから信仰を集めてきました。いくつものの山頂が連なり、さまざまな登山ルートをレベルに合わせて楽しむことができます。

珍しい高山植物も見られ、山頂付近には、絶滅危惧2類に指定されるコアニチドリが自生し小さなチョウに似た可愛らしい花を見せてくれます。なお執筆時点では、上小阿仁村からの登山ルートが利用できないとのことですのでご注意ください。

アウトドアスポーツ

萩形キャンプ場は、山々に囲まれ大自然の中でのアウトドアを満喫できるキャンプ場です。太平山登山、またダム湖や渓流釣りへのベース基地としても利用されます。

上ノ岱テニスコートはナイター設備もある全天候型の運動場で、冬期はTバーリフトを備えたスキー場になります。

かみこあにプロジェクト

村の最奥地にある八木沢集落を主な舞台に開催される、現代アートを中心とした地域活性化プロジェクトです。新潟県で行われる国内最大級のアートイベント「大地の芸術祭」の飛び地開催として始まり、以降も村民と美術大学などが協力して毎夏開催されてきました。

里山に点在する芸術作品、ワークショップ、伝統芸能の競演や棚田を舞台にした音楽イベントなど、現代美術と自然・文化の融合を体感しに多くの人が訪れます。

道の駅かみこあに

「秋田杉とコアニチドリの里」の愛称で開設された道の駅です。秋田杉をふんだんに使ったぬくもり感のある建物で、特産品や産直野菜などの販売、山野草の展示などが行われています。

飲食店が複数入っており、馬肉料理などの名物を味わえるのはもちろん、気軽に外食したいときに重宝しそうですね。国道沿いにあり、周辺は村役場などの主要施設やコンビニが建つ、村の中心地になっています。

まとめ

上小阿仁村では、緑深い山に貴重な動植物が生息し、湧き水が清流となって豊かな山の幸・川の幸をもたらします。美しい空気に囲まれ子どもたちが里山で思い切りかけ回って育つ、のびのびとした生活が送れるでしょう。

伝統的な暮らしだけでなく、地域の新たな魅力を生み出すプロジェクトや、定住を支援する数々の取り組みによって、活性化も図られています。