北海道ってどんなところ?

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人口 5,281,000(推計人口、2019年5月31日)
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北海道移住支援サイトこちら

北海道は、本州と海で隔てられており、公共交通機関を利用しないと行けないところです。そのため、本州とは違った独自の特徴や魅力があります。まずは、それらについて知っておきましょう。

北海道の特徴や歴史

北海道の特徴や歴史

北海道で現在のような市町村が形成され始めたのは、明治時代になってからです。本州から屯田兵を筆頭に移住者が入植し、山林や原野が開発され、街が形成されました。

そのため、函館市や小樽市のような江戸時代から栄えていた街を除いて、道路がマス目状に走り、分かりやすく区画整理されています。どんなに古い企業や建物も200年を超えるものは、ほとんどありません。

かつては農業や漁業といった第一次産業に加えて、石炭や金、水銀といった鉱業が盛んでしたが、資源の枯渇や海外からの輸入によって衰退しました。 雪が多く、都市部を除いて人口密度が低い(2021年3月の時点で62.4人/平方キロメートル)ため、大半の集落が平地にあり、山奥に住んでいる人は、ほとんどいません。

最も人口が多いのは札幌市で、200万人近くが住んでいます。次いで旭川市が30万人台で函館市が20万人台、ほかの市町村はそれ以下です。

高速道路や新幹線、空港へのアクセスの良さ

自動車検査登録情報協会の調べ(令和2年度)によると、北海道は1世帯につき1台の自家用車を保有しており、普段の移動手段も公共交通機関より自家用車が使われています。 主要都市は高速道路で結ばれており、国道はもちろん、多くの道路が広くて整備されているため、迅速で快適な移動が可能です。

都市間バスも発達しています。 一方でJRは札幌市周辺を除いて便数が少なく、利用者が少ない曜日は特急が運休になる路線もあります。路線バスも廃止が相次ぎ、市町村が運行したり、予約制のデマンド式に切り替えたりするところも少なくありません。

北海道新幹線は、2016年に函館市の近くにある函館北斗駅(北斗市)まで開通し、2030年度には札幌市まで延伸される予定です。ただし、所要時間(約4時間)や料金で、飛行機と競合するのが問題になっています。

空港は全部で10ヶ所(離島も含めると13ヶ所)あり、ほとんどが新千歳空港や羽田空港行きしかありません。関東以外や海外へ行くには、新千歳空港を利用するのが一般的です。 新千歳空港の場合、羽田空港から約100分、関西空港から約120分、福岡空港から約150分でアクセスできます。

ただし、札幌市まで出るにはJRか連絡バスに乗り継がなければいけません。所要時間はJRで約40分です。

その他の情報

北海道といえば、雪を忘れてはいけません。毎年11月頃から降り始め、翌年の3月頃から解け始めます。ピーク時には2m近く積もるところも多く、毎日の雪かきが欠かせません。

雪が積もらないところでも、寒さによって路面が凍結するため、歩行時の転倒や運転時のスリップに気をつける必要があります。 北海道は生活費が安いと思われがちですが、冬期は暖房費が毎月数万円ほどかかるため、家賃の安さを帳消しにするかもしれません。

北海道の移住支援・就業支援制度

北海道の移住支援・就業支援制度

続いて、北海道にはどのような移住支援・就業支援制度があるのか見てみましょう。

北海道体験移住「ちょっと暮らし」

一部の市町村では、短期間滞在できる住まいを用意し、北海道の暮らしを体験できる「ちょっと暮らし」を実施しています。 北海道に限らず、何も知らないまま、いきなり移住するのはおすすめできません。

理想と現実のギャップに、「こんなはずではなかった」と後悔する恐れがあります。 「ちょっと暮らし」では、数週間から数ヶ月滞在している間に、生活環境や人間関係、働き口の有無など、インターネットでは知り得なかったところを体感できるのがメリットです。

住まいには家具や家電が付いており、滞在中は市町村の担当者がサポートしてくれるので、旅行気分で北海道の暮らしを体験できます。興味があるなら、各市町村のワンストップ相談窓口に問い合わせてみましょう。

北海道空き家情報バンク

気に入った市町村が見つかったら、次は住まい探しです。北海道では「北海道空き家情報バンク」というサイトを公開しています。

これは、空き家の所有者から希望のあった物件の情報を、調査した上で登録・公開する制度です。利用者から申し込みがあれば、所有者に連絡し、当人同士か仲介業者を介して交渉・契約を行います。

一般的な不動産情報サイトと比べて、どの物件も調査されて詳しい情報が掲載されているところが安心です。独自に空き家バンク制度を実施している市町村へのリンクもあります。

北海道U・Iターンサポートデスク

移住するときは、収入源となる働き口を見つけるのが、ひとつの課題です。北海道では、U・Iターンの就職希望者がすぐ働けるようにサポートしています。

「北海道U・Iターンサポートデスク」もそのひとつです。 北海道U・Iターンサポートデスクでは、道外のU・Iターン希望者と北海道の求人企業にそれぞれ登録してもらい、情報提供して結びつけてくれます。

東京には「札幌UIターン就職センター」があり、就職だけでなく住まいや暮らしの相談にも乗ってくれるので、移住前に利用してみると良いでしょう。

北海道プロフェッショナル人材センター

すでにキャリアや実績があるなら、「北海道プロフェッショナル人材センター」に登録して、北海道の企業を盛り立てることもできます。

内閣府によるプロフェッショナル人材事業の北海道版です。 すでに全国各地で営業力や技術力の強化、生産性の向上、新規事業創出、事業継承などの成功事例があります。

北海道の子育て環境

北海道の子育て環境

北海道は自然豊かであり、のびのびとした環境での子育てが可能です。地方部であれば、待機児童とは無縁ですし、支援も充実しています。

例えば、医療費の無料が高校生まで適用されたり、保育園(認定子ども園)の利用が無料になったり、出産祝い金や育児手当が充実していたりするなどです。

ただし、支援の内容は市町村によって異なるため、どのような制度があるのか、事前に確認しましょう。北海道の子ども未来推進局によるポータルサイト「HAGUKUMU(ハグクム)」でも調べられます。

北海道で住むならどこがいい?

北海道で住むならどこがいい?

では、北海道で住むならどこが良いのでしょうか。おすすめの街をいくつか紹介します。

札幌市の周辺に住むなら

札幌市には北海道の人口の1/3が集中しており、生活の利便性は最も優れているといえるでしょう。自家用車が無くても不自由なく生活できるのは、JRや地下鉄、路面電車が充実している札幌市だけです。

一方で札幌市は治安が悪かったり、ほかの地域と比べて生活環境が良くなかったりするなど、問題点も少なくありません。子育て世帯にとっては、待機児童の多さも気になるでしょう。

札幌市の周辺にある市町村なら、環境が良く、子育て支援も充実しているところが多く存在します。利便性は劣りますが、札幌市までのアクセスが良好であれば、不便さは感じないでしょう。

例えば、JRなら函館本線(岩見沢⇔小樽間)や千歳線(札幌⇔苫小牧間)、学園都市線(桑園⇔北海道医療大学間)の沿線が便利です。自家用車があれば、さらに選択肢が広がるでしょう。

小樽市

札幌市からJRで35分程度のところにあり、江戸時代から港湾都市として栄えました。街の中には歴史を感じさせる建物が随所に残っています。

市内には生活に欠かせない商業施設や病院が揃っており、教育機関も大学まであるので不便さは感じないでしょう。 バスはすべての住宅街を隅々まで網羅しており、北海道の市町村の中でも特に利用者が多い街として知られています。

ただし、行先は小樽駅と小樽築港に集中しているので、ほかのところへ行く機会が多いなら、自家用車があると便利です。 2030年度には北海道新幹線の「新小樽駅(仮)」が開業する予定があります。東京をはじめ、本州方面のアクセスも期待できるでしょう。

旭川市

札幌市に次ぐ北海道第二の都市で、人口は約33万人です(2021年5月現在)。市内には旭山動物園があり、富良野や美瑛、層雲峡などの観光地が近くに点在しています。

札幌市まではJRの特急で約85分と、それほど離れていません。隣の東神楽町には旭川空港もあります。 商業施設や病院、教育機関も充実していますが、市内の至るところに分散しているため、自家用車は必須です。

また、冬は雪が多い上に、マイナス30℃近くまで冷え込む日もあるため、雪かきの手間や暖房費を覚悟したほうが良いでしょう。

江別市

札幌市の北東部に位置し、ベッドタウンとして栄えた街です。4つの大学があり、学園都市としての側面もあります。街の南側には2,000ヘクタールの広さを誇る「野幌森林公園」が広がり、市民にとって憩いの場です。

JR函館本線を軸に街が発展しており、駅に向かうバスも整備されています。江別市の中にも商業施設や病院はありますが、それほど充実しているわけではないので、仕事でも買い物や通院でも、札幌市まで出向くのが一般的です。

気候は比較的穏やかで、北部を流れる石狩川や夕張川を境に降雪量も少なくなります。その点では住みやすいといえるでしょう。

函館市

北海道の南西部にある渡島半島に位置し、小樽市と同様、江戸時代から港湾都市として栄えました。札幌市からはJRの特急で4時間近くかかりますが、街外れに函館空港があり、隣の北斗市には新幹線の駅もあるので、東京方面へのアクセスは抜群です。

フェリーに乗れば青森県の大間町や青森市にも行けます。 札幌市と同じく路面電車があり、路線バスも充実していますが、自動車道が整備されているため、郊外へ行くなら自家用車があると便利です。

地域の中核都市であるため、商業施設や病院が充実しており、教育施設も大学まで揃っています。 何よりも、北海道の中では温暖で雪も少ないので、冬でも住みやすいのが魅力です。

三笠市

三笠市は、札幌市から車で北東に1時間のところにあります。かつては炭鉱の街として栄えましたが、閉山後は人口が減少し、市でありながら8,000人程度しか住んでいません(2021年5月現在)。

一方で、三笠市は積極的に移住支援を行っており、移住者による人口増が多い街としても知られています。例えば、子育てであれば紙おむつの購入費や給食費も助成の対象です。

住居費においては住宅の建設費だけでなくアパートの家賃も助成しており、市営住宅に入居することもできます。 その代わり、公共交通機関で札幌へ行くには隣の岩見沢市で乗り換えるのが基本で、商業施設や医療機関も限られているため、自家用車は必須です。

冬は岩見沢市と並ぶ豪雪地帯であり、除雪が間に合わず道路が不通になることもあります。

まとめ

北海道は雄大な自然が魅力ですが、冬は雪の多さと寒さが負担になるかもしれません。自家用車が無いと不便だったり、働き口が限られているというデメリットもあります。北海道や各市町村には移住を支援する窓口があるので、事前に相談してみると良いでしょう。お試しで暮らせるところもあります。