福岡県糸島市へ移住するメリット

福岡県糸島市へ移住するメリット

福岡県の西部・糸島半島に位置する糸島市は、海や山などの自然環境に恵まれたまちです。福岡市へのアクセスも良いため、これまで都会暮らしをしていた方でも比較的スムーズに暮らしに慣れるまちではないでしょうか。糸島市で田舎暮らしをする場合、以下のようなメリットが挙げられます。

  • 海や山も兼ね備えた景勝地
  • 福岡市に隣接しており新幹線・空港のアクセスも抜群
  • 30〜40代の子育て世代の移住者が多い
  • 移住者に対してもフレンドリーな人が多い
  • 「糸島ブランド」と呼ばれる新鮮な農産物が味わえる

それではひとつひとつのメリットを具体的に紹介していきます。

海も山も兼ね備えた景勝地

糸島市で田舎暮らしをするメリットは、海と山、どちらの景勝地も持っている点です。
糸島市の北側には、玄界灘に面した美しい海岸線が広がっています。海岸沿いにはカフェやレストランのほかに、牡蠣小屋やさまざまな工芸品の工房などが並んでいます。観光はもちろん、海水浴やサーフィンなどのレジャーも楽しめるため、週末問わず老若男女が多く集まる人気のまちです。

また、糸島市には海だけではなく、各所に緑豊かな山々も連なっています。とくに「糸島富士」とも呼ばれている「可也山」の頂上からの景色は絶景で、登山客にも人気のスポットです。糸島市の山々では登山に加えアウトドアが体験できる施設も豊富に揃っています。
また、自然の中で長い時間を経てつくられた標高900mの「白糸の滝」も有名なスポットです。福岡県指定の名勝でもあり、滝周辺では、ヤマメ釣りやそうめん流しが体験できます。
海、山だけではなく、滝といった景勝地も兼ね備えている点が大きなメリットです。

福岡市に隣接しており新幹線・空港のアクセスも抜群

糸島市は交通環境も整っていることがメリットとして挙げられます。
福岡県の中心部である天神からJR筑肥線筑前前原駅まで乗り継ぎなしで約30分ほどの距離です。ほどよい田舎暮らしを求めている方にとって非常に好都合といえるのではないでしょうか。
天神のみならず、博多駅や福岡空港にも直通でアクセスできるため、移住の下見に来る際にも大変便利です。福岡空港は、国際線も豊富で、中国や韓国、台湾のほか、タイやマレーシア、シンガポール、ハワイやグアムにも直行便があるほど。旅行のみならずビジネスでも大いに活用できる空港です。
ちなみに、お隣の佐賀県唐津市にも電車の乗り継ぎなしで約50分ほどでアクセスできます。

30〜40代の子育て世代の移住者が多い

糸島市の人口は年々増加傾向にあります。令和2年度の総務省の人口移動統計にて「0~14歳の転入超過数」が全国で第9位に選ばれています。0~14歳を育てる世代はおおむね30・40代であることが予想されるため、移住者に多い世代ということがわかります。
糸島市には市内に小学校が16、中学校が6つあります。市内にある九州大学と連携し、九大生が先生となる「九大寺子屋」や「伊都塾」を開催しています。ユニークな取り組みは子どもたちにも大人気だとか。

未就学児がいる家庭にも心強いサポートが多数そろっています。主なサポートは、保護者同士の情報交換が行える子育て広場や、親子のふれあい遊び、育児のアドバイスを行う子育て教室などです。
移住者でも気軽に足を運べる環境なので、「移住しても、子育てについて相談する人がいない環境はつらい」と考えている方にとっての安心材料となるのではないでしょうか。
このように糸島市は、大自然でのびのびと子育てができると同時に、子育て環境が充実していることもメリットといえます。もちろん、子育て世代ではなくても30・40代のテレワーカーや、夫婦ふたりで農作業がしたいと移住したという方も多いですよ。

移住者に対してもフレンドリーな人が多い

糸島市は移住を検討している方にとって、とても人気のあるまちです。糸島の魅力に惹かれ、すでに移住をしている先輩もたくさんいます。
とくに福岡市寄りの沿線沿いには移住者が多いそう。同じような境遇を持っている人たちが集まる地域であれば、コミュニティにも参加しやすいでしょう。移住相談会などで、あらかじめ移住の先輩と関わりを持つことで、そこからさまざまなつながりが広がることもあります。
新しい人、ものを受け入れる姿勢が強い傾向にあるフレンドリーな糸島市には、「みんなの」というオープンコミュニティスペースがあります。糸島市に知り合いもいない、ゆかりもないという方はぜひ足を運んでみてください。積極的に人との関わりを持つことで糸島市での田舎暮らしがより充実したものになることでしょう。

田舎暮らしといえば、「人付き合いがめんどくさそう」というイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、「仲良くなれると、これほど頼りになるものはない!」という思いが芽生え、心強い存在となることもあるでしょう。

「糸島ブランド」と呼ばれる新鮮な農産物が味わえる

なんといっても糸島市には美味しいグルメがいっぱい!「食にこだわりたい」という移住希望者には最適なまちといえます。
糸島市は世界有数の漁場ともいわれる玄界灘があるため、新鮮な魚介類が毎日水揚げされます。また、糸島で獲れた農産物や畜産物はブランド化されていることでも知られています。「糸島ブランド」の食材といえば「旬牡蠣の香味オイル漬け」や「海士の極(塩水うに)」「味噌バターっ鯛」に「博多もずく(ふともずく)」などさまざまです。商品名のラインナップを見るだけでも垂涎ものですよね。
糸島ブランドは、都心部をはじめ、日本各地のシェフからご指名が入るほど人気の食材ばかりです。糸島市に住めば、そんな糸島ブランドの食材が、市内にある約20か所の直売所でお安く手に入ります。グルメ通にはもってこいの移住地といえるでしょう。

福岡県糸島市へ移住するデメリット

福岡県糸島市へ移住するデメリット

憧れの糸島市での田舎暮らしには、デメリットがあるのも事実です。糸島市で田舎暮らしする場合、挙げられるデメリットは以下の3つです。

  • 平均年収が低め
  • 光熱費が高い可能性がある
  • 下水道が整備されていない地域が多い

デメリットについて何も調査せずに移住してしまうと「理想の暮らしとはちがった」など、後悔してしまう可能性が高いです。後悔しないためにも、デメリットについて深く理解しておくことが重要です。それでは、3つのデメリットについてくわしく解説していきます。

平均年収が低め

糸島市で就業するとなると、平均年収が低いことがデメリットとしてあげられます。
転職サイトdodaが2021年に発表した「平均年収ランキング」では、関東地方が約422万円でトップになっています。福岡県の平均年収は全体で365万円と出ているため、とくに年収が高い東京都や神奈川県、千葉県に比べると、約60万円ほどの差があるといえます。
しかし、逆にいうと糸島市での田舎暮らしは、東京都内や福岡の中心部に比べて家賃相場や土地が安いことが特徴としてあげられます。収入と生活費とのバランスがうまく取れるのであれば、収入の格差についてはあまり感じないかもしれません。平均収入が下がったとしても、糸島市での暮らしが自身のライフスタイルに合うのであれば思い切って転職するのもひとつの手です。
糸島市へ移住する際は、納得のいく職場探しをしてくださいね。

光熱費が高い可能性がある

糸島市に移住した先輩たちからは「水道料金が高い」との声が多くあがっています。
また、福岡都市圏の中でも糸島市の水道料金は一番高いことでも有名です。糸島市には、自己水源が少ないことや、運営や維持するのにコストが発生するといったことが理由に挙げられています。
東京都の水道料金と比べると、約1.7倍ほど料金の差があるとか。東京都内の1カ月の水道代が約4,500円と想定すると、糸島市では約7,500円ほどとなります。「水道料金はどこも同じ」という感覚のまま糸島市に移住すると、そのちがいに驚いてしまうかもしれません。

また、ガス代についても1.5倍ほどの差が発生すると言われています。
糸島市はプロパンガスがメインのため、定期的にボンベを交換する必要もあり、料金の割り増し感は否めません。しかし、糸島市には都市ガスを利用できるエリアも少なからずあるようなので、ガス代を抑えたい方は都市ガス使用可の住宅を検討してみてください。
東京などの都心に比べると、家賃相場や土地が安い糸島市ですが、光熱費においては思わぬ落とし穴だったと実感している移住者が多いです。都内に職場があり、在宅ワークに切り替えて働いてる方にとって、日中を自宅で過ごすため使用量も増えることが予想されます。
糸島市への移住の際は、光熱費や住宅費について、しっかりと計算しながら居住地を検討する必要があります。

下水道が整備されていない地域が多い

糸島市には、下水道が整備されていない地域が多いこともデメリットのひとつです。下水道が整備されていなければ、川や海が汚れ、大雨による浸水が発生してしまいます。
糸島市の下水道が整備されていない地域には、浄化槽設置という対応が必要となります。浄化槽とは、微生物の働きを利用して、トイレなどの汚水を綺麗にする装置です。設置する場合の費用を一部補助する制度があるので、詳細は糸島市の自治体ホームページよりご確認ください。

福岡県糸島市の移住支援制度をズラッとご紹介!

福岡県糸島市の移住支援制度をズラッとご紹介!

糸島市は移住にも力をいれていることから、移住支援制度も充実しています。子育てに関する制度、新婚夫婦に適用される制度、住宅や就業に関する制度まで、あらゆる方向からの支援がそろっています。ここからは、糸島市の移住支援についていくつかピックアップしてご紹介します。利用できそうな移住支援制度は見逃さずに上手に活用してくださいね。

糸島市結婚新生活支援金

糸島市で新婚生活を送る移住者に対して、新生活にかかった費用(住宅取得や住宅改修、引っ越しなど)を一部補助する制度です。婚姻日の年齢が夫婦ともに39歳以下の場合は上限30万円の支給、婚姻日の年齢が夫婦ともに29歳以下の場合は、上限60万円が支給されます。

出産した際は「出産育児一時金」を支給

国民健康保険加入者が出産した際には、出産育児一時金が支給されます。妊娠4カ月以上(妊娠84日移乗または12週以上)の流産や死産も含まれます。原則、子どもひとりにつき42万円の支給となります。
また、糸島市では出産費用が「出産育児一時金」よりも安かった場合、差額の支給も行っています。申請は下記の書類を持って、国保年金課へ申請に行きましょう。

  • 保険証
  • 本人確認書類(マイナンバーカードなど)
  • 振込先の口座番号がわかるもの
  • 医療機関が交付する明細書や領収書
  • 医療機関が交付しする直接支払制度利用に係る合意書
    ※外国籍の方は在留カード

糸島市移住後に妊娠が発覚した際は、一度窓口に問い合わせておくと安心です。
糸島市には「糸島市子育て世代包括支援センターいとハピ」という相談窓口を設置しています。妊娠期から子育て期に抱える悩みを親身になって聞いてくれます。いとハピでは、助産師さんや、保健師さん、保育士さんなどの専門職のみなさんが暖かく迎えてくれますよ。妊娠期の不安なことはしっかり解決して、生まれてくる子供をおだやかな気持ちで待ちましょう。

3~5歳児の保育料・幼稚園利用料の無償化

令和元年の10月から、幼稚園や保育所、認定こども園を利用する3~5歳の子どもの利用料が無償化となりました。
施設によって上限は異なりますが、幼稚園や保育所にかかる基本的な利用料が無償化されます。送り迎えのバスや給食、行事にかかる費用は保護者負担ですが、共働き世帯のみならず、自宅でずっとこもりっきりで子どもをみている保護者にとって嬉しい制度です。

糸島市内の幼稚園では、幼稚園の教育時間だけでなく、教育時間前後でも園児を預かる「預かり保育」を実施しています。預かり保育の場合にも、「施設等利用給付認定」を申請することで、利用料の一部を補助する制度もあります。3~5歳のお子さんを子育て中の移住希望者はぜひ利用してくださいね、

地元の空き家情報が満載「きっと満足 糸島生活」

糸島市定住促進サイト「きっと満足 糸島生活」には、糸島市の空き家バンク情報が多数掲載されています。空き家や空き地は「前原地区」「二丈地区」「志摩地区」から検索可能で、外観や家の中の写真、建築年月から駐車場情報などがチェックできます。
ほかにも「購入する」「借りる」といった項目から、空き家ではない物件情報も検索できるので、糸島市での家さがしは「きっと満足 糸島生活」がおすすめです。

「きっと満足 糸島生活」には、住宅情報だけでなく「移住者の声」という題目で、実際に移住した先輩へのインタビュー記事なども掲載しています。ほかにも、糸島に移住を考えている方に向けたお役立ち情報がたくさんあるので、ぜひのぞいてみてくださいね。

仕事探しなら「きっとみつかる 糸島しごとさがし」

糸島市の公式WEBサイト「きっとみつかる 糸島しごとさがし」には、糸島市の求人情報がもりだくさんです。
「職種」「雇用形態」「地域」「フリーワード」検索で自分に合う仕事を探すことができます。求職者向けや企業向けのイベント情報なども更新されています。求職者向けのイベントには「福岡県ウェブ合同会社説明会」や「ミドル世代向けふくおかオンライン合同起業説明会」といった自宅から参加できるイベントもあります。
気になるイベントがあればぜひ参加してみてください。

農業を始めるなら「農業研修生を受け入れるまちづくり事業」

糸島市内で将来「就農」を考えている方を対象に、さまざまな支援を行っています。主な支援内容は、研修や補助金の支給などです。補助金は月額30,000円となり、傷害保険も糸島市が負担してくれます。また、遠方からの研修生には市所有の研修施設を無料で貸すなど至れり尽くせりの制度となっています。
支援の流れは下記の通りです。

  1. 営農類型などの面談を実施
  2. 糸島市内の研修受け入れ農家とマッチング
  3. 研修

受講期間は3ヵ月で、受講費用はかかりません。研修生は随時募集しているようなので、農業に興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。無料でしっかりと学べる支援制度は利用しないと損ですよ。

新規事業を始めるなら「新規起業者応援事業補助金」

糸島市で新たに起業しようと考えている方のための支援制度です。店舗や事務所を設けて開業するためにかかる費用の4分の1(上限30万円)を補助してくれます。
主な対象は、店舗の改装費用・広報費・地代家賃などです。補助金制度のほかにも、糸島市の商工会では「創業支援」として、創業に関しての相談に応じています。「創業したいけど、何から始めていいかわからない」「創業に関して相談する人がいない」という方はぜひ糸島市商工会の窓口へ連絡してみてください。
また、創業から5年未満の方を対象に「創業塾」といった講座も開催しています。事業をしていく上での必要な知識が学べる講座です。創業したい方は、糸島市の心強いサポートをぜひ利用してくださいね。 

まとめ

まとめ

糸島市では、大自然に囲まれたのびのびとした環境で充実した田舎暮らしがおくれるでしょう。福岡の中心部や空港にもアクセス良好な点や美味しいグルメが勢ぞろいしている点が大きなメリットです。一方で、光熱費問題や年収の低さというデメリットもあるため、移住前には十分なリサーチが必要となります。
自治体の移住相談窓口や実際に足を運ぶなどして、理想の田舎暮らしができるよう行動してみてくださいね。