兵庫県淡路市ってどんなところ?

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人口 4,3110人 (推計人口、2017年4月1日)
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淡路市移住支援サイトこちら

瀬戸内海最大の島、淡路島。その北側1/3を占めるのが兵庫県淡路市です。世界最長の吊り橋である明石海峡大橋で神戸と結ばれ、本州と四国を繋ぐ神戸淡路鳴門自動車道が縦断する、島でありながら他都市とのアクセスに優れた町です。

1時間未満で神戸市や徳島市へ移動できるため、京阪神へ自家用車や高速バスで通勤する人も多くいます。海が間近にあることは言うまでもなく、丘陵地の爽やかな空気や一面に咲き誇る花々といった、豊かな自然も魅力ですね。

また古代より朝廷に食料を納めた御食国(みけつくに)のひとつであった淡路国は、現在でも美食の地として知られます。淡路ビーフや淡路玉ねぎといった数々の淡路ブランドがあり、大阪湾と播磨灘からは豊富な海の幸が得られます。

気温は年間を通じて温暖で、比較的降水量の少ない瀬戸内式気候です。

兵庫県淡路市の移住支援制度

兵庫県淡路市の移住支援制度

淡路市では、空き家バンクおよび取得した空き家の改修支援制度が設けられています。またお試し滞在施設が複数あり、移住を検討する段階で活用できます。

空き家バンク

所有者が売却・賃貸に出したい空き家の情報を、市内への移住・定住を目的とする利用希望者に紹介する制度です。市と協定を結んだ事業者が事前調査や媒介を行います。 https://www.awaji-teijyu.jp/index.html#panel2

移住促進空き家改修支援

空き家を取得して住む際に、改修費用の一部補助をうけることができます。水回りや外装・内装、耐震改修のほか、家財撤去にかかる費用、また所有権移転登記や引越しの経費も対象となります。

金額は補助対象経費が300万円以上の場合一律100万円、経費が300万円未満の場合は経費の1/3です。申請は移住後1年以内に行います。改修した空き家に10年以上居住するなど、条件があります。 http://www.city.awaji.lg.jp/site/kurashi/akiyashien.html

お試し住宅

移住を検討している人向けに、暮らし体験住宅が用意されています。家具・家電を備えた2LDK~3LDKの戸建てに、1ヶ月単位・最大3ヶ月まで居住することができます。

利用料は施設によって異なりますが、おおむね1ヶ月3万円前後です。その他、NPO法人が運営する民宿「農家民宿 天空庵」もお試し滞在に利用することができます。1棟貸しの古民家に寝具を含む家具・家電が備え付けられています。

また、かまどやいろりといった古民家ならではの設備、ピザ窯やバーベキューセットなどもあり、いろいろな楽しみ方ができそうですね。宿泊料金は1泊目3,000円~3泊目以上1泊2,000円です。 https://www.awaji-teijyu.jp/live.html

兵庫県淡路市の観光情報

兵庫県淡路市の観光情報

淡路市には国産み神話の中心的な場所があり、パワースポットとして多くの人が訪れます。花々や草原、森林といった自然に囲まれ、海峡を見渡す展望を楽しめることも魅力です。

国生み神話ゆかりのスポット

イザナギノミコトが余生を過ごしたとされる日本最古の神社「伊弉諾神宮」が淡路市にあります。年間を通じて古来からの神事が執り行われ、日頃から多くの人が参拝するとても神聖な神社です。

イザナギ・イザナミの二神が宿るとされる樹齢約900年のご神木「夫婦楠」も、夫婦円満や安産祈願に御利益があるとされ、人々の信仰を集めてきました。大きな鳥居と綺麗に手入れされた境内は、厳かながら清々しい雰囲気で、パワーをもらえるとの声が多く聞かれます。

また、イザナギが初めに造ったとされる「おのころ島」伝承地のひとつが、島の北東に浮かぶ小さな島、絵島です。風と波に長年さらされてできた不思議な形と岩肌のマーブル模様はまさに奇岩で、景勝地として多くの和歌にも詠まれてきました。

花を楽しむ

淡路市では30年以上に渡って緑花活動が熱心に進められており、季節ごとに見事な花景色が見られます。丘陵の頂上にある「あわじ花さじき」では、明石海峡を背景に、春は菜の花、秋はコスモスなど、斜面に広大な花のパノラマが広がります。

園内には高名なシェフがプロデュースするレストランや、農産物直売所もあります。また淡路島国営明石海峡公園には関西最大級の花壇が設けられています。チューリップ、アジサイ、クリスマスローズなどが立体的にデザインされた花壇に咲き誇る様は見応え抜群です。

芝生広場にはこちらも関西最大級の大型遊具が子ども達の人気を集め、馬車や人工池でのスワンボートも楽しめます。さらに、淡路市にあるユニークな植物スポットが「奇跡の星の植物館」です。

日本最大級の広大な温室で、8つの展示室で五感に訴えるディスプレイ展示が行われます。多彩で珍しい植物の数々を見られるだけでなく、人と緑と花が織りなしてきた文化を学び、ガーデニングに活用することができます。

公園・テーマパーク

兵庫県立淡路島公園は、丘陵地の淡路ハイウェイオアシスに隣接する広大な公園です。充実した大型遊具、広場や水遊びスポットで子どもも夢中になって遊べるでしょう。

中心施設であるオアシス館ではレストランや島最大の品揃えを誇る物産館での買い物を楽しめます。自然の状態で残された木々の中での森林浴、草原や花々の景色を満喫できるハイキング、明石海峡大橋を一望する展望台など、自然に親しむにも最適です。

一方、海沿いにある遊園地「淡路島ワールドパークONOKORO」では、世界の建築物をミニチュアにして再現した園内で、都会的な世界旅行気分を味わえます。遊園地の定番アトラクションやジップラインなどで童心にかえって遊ぶのもよいですね。

温泉

淡路島には豊富な泉源が沸き、淡路市にも人気の温泉施設があります。「美湯 松帆の郷」は明石海峡大橋を目の前に眺める絶景のロケーションを誇り、ライトアップされた夜景が特に好評です。

「パルシェ 香りの湯」では、さまざまなハーブを入れた温泉でリラックスできます。香りの情報発信基地を謳う園内では、ハーブガーデンやレストラン、ハーバリウムや石けん・香水作り体験など、香りとのふれあいを楽しめます。

まとめ

国生みの地として神秘性をもち、美しい自然にあふれる淡路市。それでいて京阪神へ容易にアクセスできる利便性があります。瀬戸内式の過ごしやすい気候や、美食の数々も大きな魅力です。スケールの大きい遊び場も多く、大人から子どもまで充実したオフの時間が過ごせるのではないでしょうか。